一般カードのワンランク上にあり、カード会社からの招待(インビテーション)なしで導入できるカードがゴールドカードです。
ゴールドカードは、一般カードにはない付帯サービスやビジネスサポートが充実しているだけでなく、ゴールドカードを所持しているということで法人代表者としてのステータスをアップさせる役割も果たしています。
ただし、その分年会費がかかることもあり、まだゴールドカードはおろか、法人カードも利用したことがない方にとっては、ハードルの高いアイテムだと感じるかもしれません。
ですがご安心ください。法人ゴールドカードは初めて法人カードに申込む方でも手に入れることができます。
この記事では、法人ゴールドカードのもつメリットと今選ぶべき法人ゴールドカードを紹介します。
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【ライター】嶋崎 -
当サイトを運営している嶋崎と申します。
わたしは経営の経験はありませが、サイト運営に携わり約2年が経過するなかで、事業主のお金の悩みは特有であることを勉強してきました。
たとえば事業主へ実際にインタビューをしたり、実際にセミナーに参加したりするなどして、資金調達の流れやどのようなときにお金の不安を感じるのかを勉強しています。
資金繰りの悩みを解決するためのサービスをすべてを網羅するのは大変です。
一から資金繰りの悩みを調べずとも、「ビズローンで解決できた」が叶うように、全力でサポートします。
法人ゴールドカードのメリット
一般カードでもゴールドカードでも基本的なサービスは同じですが、ゴールドカードには質の高いサービスと高いステータスがあります。
法人ゴールドカードのメリット
法人カードの中でも特にゴールドカードを利用するメリットがあります。
- 付帯保険の補償額が大きい
- 空港ラウンジサービス
- 海外旅行向けサービスが充実
- 優待サービス・福利厚生サービス
- ビジネスサポート
- ステータスが高い
空港ラウンジサービス
メリットのひとつである空港ラウンジサービスは、一般カードには付帯されないサービスのひとつです。
空港での待ち時間の間、フリードリンクサービスなどでくつろいで過ごすことができます。
直接的なメリットではありませんが、仕事にも余裕が生まれるという点で質の高いサービスです。
ステータスを高めるのはゴールドカードならでは
しかし、サービスの質以上にゴールドカードに求められるのは、やはりステータスの高さです。
ビジネスシーンにおいて取引先を接待して法人カードで支払うというのはよくあることですが、そのとき支払うカードが流通系カードでは取引先の印象は悪くなります。
個人向けカードであれば流通系カードはポイント還元率も高くメリットがありますが、ビジネス利用としては不向きです。
やはり事業者としてカード利用するのであれば、デザインも格調高いゴールドカード以上の法人カードを使うことで取引先の印象も大きく違います。
法人カードのメリット
個人カードと法人カードは基本的機能が同じです。
では、法人や個人事業主の決済でわざわざビジネス専用のクレジットカードを発行するメリットはあるのでしょうか。
経費精算の簡略化
最も大きなメリットは、経費精算を簡略化できるという点です。
法人カードで経費を決済することには次のようなメリットがあります。
- 消費と経費の違いがわかりやすくなる経費支払い日が統一される
- 現金払いよりも経費精算などの業務が簡素化される
- 社員カードを発行することで、詳細な経費管理ができる
- ポイントサービス等の付帯サービスで経費削減につながる
消費と経費の違いがわかりやすくなる
ビジネスシーンのみで利用するクレジットカードを用意することで、何が消費でなにが経費なのかがハッキリします。
つまり、個人のクレジットカードで決済したものは消費、法人のクレジットカードで決済したものは経費とすればいいのです。
こうすることで、あとから消費と経費をピックアップして仕分ける必要がなくなります。
社員用のカードも発行できる
法人カードでは社員カードを家族カードのように追加発行することができます。
そのため部署別に社員カードを発行すれば、経費の管理をより細かくできます。
特に営業車両の台数が多い事業者の場合、車の管理者にカード発行すると車両別にガソリン代などの経費管理がラクになります。
また、ポイントサービスでポイントを貯めてマイルに移行し無料航空券に交換すると、交通費を直接節約することも可能です。
おすすめの法人ゴールドカード
法人ゴールドカードの良さがわかったところで、続いてはおすすめの法人ゴールドカードを紹介していきます。
JCBゴールド法人カード
法人ゴールドカードとしてのステータスを求める場合は、銀行系カードとしてステータスの高い【JCBゴールド法人カード】がおすすめです。
法人または個人事業主が申し込み対象のゴールドカードです。
年会費は11,000円(税込)と個人向けゴールドカードと同じで、サービス内容もほぼ同じですが、ビジネス向けサービスが付帯されています。
ポイントプログラムはOki Dokiポイントで、経費利用が大きいほどポイントが貯まり経費の節約につながります。
空港ラウンジサービスもあり、国内主要空港のラウンジを無料で利用できるので酋長が多い企業におすすめです。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードはステータスの面ではトップクラスのビジネスゴールドカードです。
法人代表者向けと個人事業主向けがあるので、間違えずに申し込みましょう。
ステータスが高い分、年会費も36,300円(税込)と高額になりますが、それ以上のサービス提供されています。
また、カード年会費は経費として処理できるので、それほど大きな負担にはなりません。
ビジネスサービスとして「ミーティング・スクエア」や「ビジネス・ダイニング」があり、会議室や秘書を持たない個人事業主には便利なサービスです。
しかしアメックス・ビジネス・ゴールドの最大の魅力はそのステータスの高さにあります。
国内はもちろん海外でもアメックスのステータスの高さは広く認識されているので、トップクラスのステータスを求める事業者におすすめのカードです。
法人ゴールドカードの選び方
法人ゴールドカードを選ぶときは、コストパフォーマンスが自社に見合うかどうかで判断しましょう。
つまり、付帯するサービスが自社にとって必要であり、そのコストとして年会費が見合っているかどうかで判断するということです。
今回おすすめした3つの法人ゴールドカードを下記6つの項目で比較してみました。
- 年会費
- コスパ
- 還元率
- ステータス
- 審査
- 特典
カード名 | 総合力 | 年会費 | コスパ | 還元率 | ステータス | 審査 | 特典 |
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オリコ EX Gold for Biz
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JCBゴールド法人カード
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アメリカン・エキスプレス ・ビジネス・ゴールド・カード
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どれもゴールドカードというだけあり、総合的に高いレベルの法人カードであると言えます。
アメックスビジネスゴールドカードは年会費の高さに比べてそれ相応以上の充実した付帯サービスを誇るカードです。
各法人ゴールドカードの詳細を確認して、自社に必要なサービスを提供してくれるカードはどれなのか、そのサービスは年会費と見合っているのかを比較検討することが、法人ゴールドカード選びでは大切になります。
法人カードの審査
法人カードには審査があり、どれだけ法人ゴールドカードが欲しいて思っても、審査を通過しなければ所持することができません。
そう聞くと、「ゴールドカードの審査は厳しそう」と思うかも知れませんが、安心してください。
事前にある程度審査の知識を持っておけば、それだけでも審査通過の可能性がグッと高くなります。
法人カードの審査基準
法人カードの場合、法人で申し込みするケースと法人代表者や個人事業主など個人で申し込みするケースがあります。
なお、法人申し込みの場合でも代表者が連帯保証人となるのが原則なので、個人としても審査を受けることになります。
そのため基本的には個人カードと同じような審査が行われます。
クレジットカード審査では次の審査項目がポイントとなります。
- 個人信用情報機関の情報
- 年収や所得
- 業歴(勤務年数)
個人信用情報機関の情報に法人や個人として事故歴があれば、審査を通過するのは難しくなります。
反対に良好な利用実績の情報は審査にはプラス材料となるので、審査にとって個人信用情報機関の情報は重要な意味があります。
法人としての所得に関しては決算書などの提出が求められるので、個人カードに比べて裏付けのある所得金額となります。
ここで問題となるのは赤字決算の場合、どのように判断されるかという点です。
赤字決算の場合の審査
基本的に赤字決算が続いていれば審査の通過は難しくなります。
特にゴールドカードの場合はカードの利用限度額も大きくなるので更に審査の通過は難しいでしょう。
しかし、同じ赤字決算でも一時的なものであれば審査を通過する可能性はあります。
売上が落ち込んだ結果の赤字決算ではなく、本業以外が原因で一時的に赤字になった場合は審査を通過する可能性があります。
赤字決算となった決算期以外の決算書も提出して、一時的な要因であることをアピールしましょう。
個人事業主の場合は事業としては赤字でも、事業主に充分な返済能力があれば赤字はそれほど問題にはなりません。
もともと個人事業では減価償却費などで赤字となることも多く、事業主の所得さえ確保できていれば審査への影響は少ないでしょう。
審査が不安な時は個人の信用情報で審査されるカードを選ぶ
正直なところ、法人カードの審査については絶対がないので、どなたも審査を受けてみなければ結果はわかりません。
あきらかに申込条件を満たしていない場合や、過去信用情報に傷でもない限りは、例えゴールドカードの審査でも、問答無用で断られるということはありえません。
それでも自分の会社が審査に通るのか不安という場合、法人代表者個人の信用情報を見て審査をする法人カードを選択してください。
オリコ EX Gold for Bizやアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードがそれにあたります。
まだ会社じたいに著しい業績がなく、設立間もない場合でも、個人の信用情報や返済能力をみて審査をしてくれます。
まとめ
法人ゴールドカードのメリットはおわかりいただけたでしょうか?
特に出張が多い事業者は、旅行サービスが充実している法人カードを利用すると出張費の節約につながります。
また、ステータスが高いゴールドカードを利用することで取引先への信頼度も高まることでしょう。
法人ゴールドカードをまだ利用していない事業主は、この機会に一度自社にあったゴールドカードの入会を検討してみましょう。