PR
2022/08/31

「文章を書くのが好き!文章を書く仕事で独立したい!」

この記事をみているあなたも、きっとこんな風に思っていることでしょう。

フリーランスという働き方が一般的になった今、フリーランスのライターとして独立するチャンスは確実に増えてきています。

ただ最初の一歩がなかなか踏み出せず、フリーランスのライターとして独立したい気持ちを抑えていらっしゃる方も多いかも知れませんね。

そこでこの記事では、実際にフリーランスのライターとして働いている私が、フリーランスのライターになるために必要な手順とスキル、そしてツールをご紹介します。

みなさんが、フリーランスのライターとして最初の一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

まずはフリーランスのライターがどんな仕事をしているのか、どうやってお金を稼いでいるのかなど、みなさんが気になっているであろうポイントを実体験を元にお届けします。


森野ミヤ子
フリーランスライターとして活躍する2児の母です。
労務・人事・マネジメントの経験あり。
その経験を活かして記事を執筆しています。
秘書検定も取得しているのでビジネスマナーもお任せください!

フリーランスライターの現実

フリーライターの仕事のイメージ

フリーランスライターは、特定の企業などに属さない、個人事業主としてライター業を行う仕事です。

ライターというと”文章を書く仕事”というイメージですよね?

でも実は、フリーランスライターの仕事は文章を書くだけではありません。
フリーランスライターには、大きく分けて以下の仕事があります。

  1. 執筆
  2. 取材
  3. 校正と編集
  4. 入稿
  5. ディレクション

それぞれの内容を見てみましょう。

執筆

執筆は、THE文章を書く仕事です。

フリーランスライターの主な仕事と言ってよいでしょう。

雑誌や新聞などの紙媒体に文章を書く場合だけでなく、とくに近年はWEBサイトのコンテンツページやコラム、ブログなどを書くWEBライターも多くなりました。

また企業や店舗のメルマガや求人広告、商品説明など執筆する内容も多岐にわたります。

取材

フリーランスライターには、自分で取材をして、執筆するという仕事もあります。

私がインタビュー記事を執筆したときは、インタビューの内容をまとめたものや音声ファイルを渡されてテープ起こしをしたり、執筆したりする場合もありましたし、インタビューから執筆までひとりで行ったこともありました

フリーランスライターには、ただ取材のみという仕事はほぼありませんが、執筆に取材が付随していることもあるんです。

校正と編集

自分で執筆するだけでなく、ほかの人が執筆したものを構成する仕事も、フリーライターの領分と言っていいでしょう。

執筆したものをクライアントに渡す前に、誤字脱字がないか、レギュレーションに沿っているか、事実に基づいているか…などのチェックを行う検品作業は、専業の検品者がいる場合もあれば、フリーライターが兼業していることもあります。

また、執筆されたものを正式なフォームに入れたり、体裁を整えたり、同じく誤字脱字やリンク切れなどがないかをチェックしたりする編集作業もあります。

既に完成している記事に、フィードバックを入れてリライトする仕事もいくつか経験しました。

入稿

WEBライターなら、自分で執筆したものをワードプレスなどに入稿する作業が付随することもあります

ディレクション

複数のライターが同時に作業を行う大型の案件の場合、案件進行を行うオンラインディレクターが常駐していることが多いです。

そのオンラインディレクターも、ディレクション業を専業としているフリーランスもいれば、フリーライターが兼業していることもあります。

オンラインディレクションでは、スケジュールの管理やライターの進捗状況の確認、納品物の確認やクライアントとのやりとりなどを行います。

そのためすでにライター経験のあるフリーランスのディレクションは、案件のスムーズな進行にもつながります。

元々ライターで、いまはディレクションを主に行っているフリーランスも多くいるのです。

ではつぎに、これらのフリーランスライターが仕事を受け、対価を得るための方法について紹介します。

フリーランスライターのお金の稼ぎ方

フリーランスライターが仕事を請け負って、実際にお金を稼ぐ主な方法が以下の4つです。

  1. 出版社などのライター募集に応募する
  2. クラウドソーシングを利用する
  3. ブログやSNSなどを発信して営業活動をする
  4. 個人的なつて

出版社などのライター募集に応募する

いちばんオーソドックスなフリーライターのお金の稼ぎ方は、出版社などのライター募集に応募する方法です。

紙媒体からWEB媒体まで、いろいろなメディアでライターが募集されています。

自分が書きたいと思った媒体やジャンルに応募し、採用されればフリーライターとして安定して稼げます。

クラウドソーシングを利用する

フリーライターとして仕事を得るには、実績を積むのも重要です。

未経験でもOKの仕事を得たり、新規の案件を気軽に探したりしたいときにはクラウドソーシングを利用する方法があります。

ただし、同じ条件の案件でも、募集しているクライアントによって報酬が全く異なってくるため、適正価格や条件を見極めて仕事を得るのが重要になります。

ブログやSNSなどを発信して営業活動をする

ある程度クラウドソーシングなどで実績を積んだら、自分から仕事を得るための営業活動も行います。

営業活動に有効なのが、ブログやSNSなどで自分の情報を発信することです

今までの実績や実際に受ける仕事の条件などを記載しつつ、自分自身の生活や仕事の状況などを発信すると、目に留まったクライアントから仕事の依頼が来る可能性があります。

個人的なつて

これは私の経験談です。

以前働いていた会社や友人など、個人的なつてをたどって仕事につながることがありました。

たとえば、「求人広告を書いて欲しい」「お店のチラシの文言を考えて欲しい」などです。

法人や事業者の場合、きちんと契約を交わして報酬をもらうことができました。

ただ、友人などの場合は「代わりにランチをおごってもらう」「お礼として子どものものを何かもらう」などの物々交換だったり、完全なボランティアの場合もあったりします。

個人のつての場合、安請け合いばかりしていると自分で自分の首をしめてしまうことになりますので、あくまで自分に余裕があるときや、本当に「やりたい」という気持ちがあるときのみにしています。

実際に今はフリーランスライターとしてお金を稼げている私ですが、とうぜん最初から仕事がバンバン入ってきた…というわけではありません。

次に、未経験からフリーランスになるための手順を解説していきます。

フリーランスになるための手順

フリーランスライターになるには、主に以下の手順があります。

  • 出版社などで働いたあとに独立する
  • 養成スクールや講座を受けてノウハウを学ぶ
  • クラウドソーシングなどの未経験可の仕事を受けてみる
  • 執筆系の募集に採用される

出版社などで働いたあとに独立する

出版社の正社員やアルバイトとして働き、ライターや編集者のノウハウを身に付けた後、フリーランスとして独立する方法です。

ライターとしてはもちろん、校正や編集の仕事も請け負えるフリーランスとして活躍できます。

養成スクールや講座を受けてノウハウを学ぶ

これまでまったく別の畑で仕事をしてきた方でも、現役で活躍しているライターや編集者が講師をしている養成スクールの授業や講座を受ければ、ライティングのノウハウを学ぶことができます。

養成スクールの場合は半年~一年間と幅も広く、通学して学ぶスクールもあれば、オンライン授業もあります。

また、現役のフリーランスライターが、フリーランスとして働くうえでのノウハウを提供する講座を随時開催していることも。

これらの養成スクールや講座を受けた後なら、出版社や編集プロダクションの採用試験を受ける道のほか、フリーランスライターとして独立することもできますよ。

クラウドソーシングなどの未経験可の仕事を受けてみる

今の時代、仕事を求めるフリーランスとクライアントの間をインターネット上で仲介するクラウドソーシングサービスが本当にたくさんあります。

そんなクラウドソーシングのなかには、未経験歓迎の案件を募集しているクライアントもたくさんいるので、ライターとしての仕事を請け負えばすぐにフリーランスライターとして活動できるはずです。

ただし前述通り、クラウドソーシングの場合、未経験者案件のなかには市場価格よりも単価が低かったり、条件が合わなかったりする場合があります。

まずは単価の低い案件からスタートし、実績を積んでから徐々にレベルアップしていくのが良いでしょう。

執筆系の募集に採用される

間接的な方法ですが、まれに企業のキャンペーンやコンテストなどでエッセイなどの執筆系募集をしている場合があります。

これらの執筆系の募集に応募して、入賞すると自分の実績になりますので、入賞をきっかけに仕事がもらえることがあります。

主婦の私がフリーランスライターになった手順

ちなみに私の場合はというと…。

結婚後派遣社員として働いていたのですが、もともと文章を書くのが好きなため、趣味と実益を兼ねてお小遣い稼ぎ的なライターサイトを副業で利用していました。

ただその後、子どもの妊娠とともに派遣社員の契約を切られてしまいまして…。

妊娠中とはいえ元気、けれども妊婦なので雇ってくれるところはなく。

「自宅で少しでも稼げれば…!」と思い、お小遣いサイトに加えて前述した企業のキャンペーンやコンテストに応募したりしていました。

キャンペーンでは入賞すると現金ではありませんが、図書券やQUOカードがもらえたり、企業の商品がもらえたりしたんです。

その後、子どもが成長して、パート勤めなどをしていたのですが主人の転勤の機会が増えたため「転勤先でも継続してできる仕事をしよう」とフリーランスのライターになりました。

今では2人の子どもを育てつつ、フリーランスライターとして働いています。

なお、以前ある紙媒体が出していたライター募集に応募して採用された縁があり、その媒体に今でも寄稿も続けています。

主婦でありフリーランスライターでもある私に、フリーランスとしてのスキルがなければ、継続したお仕事にはつながらなかったと思います。

では次に、フリーランスライターとして持っておきたいスキルを、実体験を踏まえて解説していきます。

フリーランスライターになるためのスキル

フリーランスライターになるためのスキル

フリーランスライターとして働きたいのなら、これら5つのスキルを身につけておきましょう。

  1. 基礎的な知識やスキル
  2. ビジネスマナーなどのコミュニケーションスキル
  3. 汎用性と専門性
  4. 知的好奇心
  5. 自分の力量を時間にあてはめられる計画性

ここに書いた5つのスキルは、いずれも私がフリーランスライターをやってきた経験から導き出したものです。

ひとつずつ、紹介していきます。

基礎的な知識やスキル

フリーランスライターとして働くうえで、前提となるのが文章力です。

とはいえ、文章力は実績とともについてくるものですし、執筆する内容によって求められる文章力は異なってきます。

たとえば、紙媒体で専門的なコラムの場合は、専門家としての知見を求められるため、オリジナリティのある文章や説得力のある文章が求められます。

一方でWEBページのライティングでは、上記のオリジナリティと説得力に加えて、SEOに対する知識やわかりやすく正確に執筆できる力が求められるのです

まずは基礎的なライティングスキルを身に着け、自分が何を執筆するかによって必要なスキルを取捨選択し、習得ていくことになります。

ビジネスマナーなどのコミュニケーションスキル

クライアントの求める内容をすぐにくみ取り、正確に執筆するのもフリーランスライターには求められます。

また、依頼を受けたときから報酬をいただくまで円滑なやり取りができるように、敬語の知識やメールの書き方などのビジネスマナーも身に着けておきましょう。

汎用性と専門性

フリーランスライターとして請け負える仕事の幅が広ければ広いほど、当然多くの仕事が得られます。

執筆だけでなく校正や編集、入稿などもできるスキルがあると依頼の種類の幅も広げられるでしょう。

また特定のジャンルに特化した知識があると、専門性の高い執筆ができるようになります。

「家電製品が好き!」
「子育て経験がある!」
「看護師として働いていた!」

上記のように自分の経験や知識で活かせるものがあれば、高い専門性が求められる高単価の依頼を受けるチャンスも広がります。

知的好奇心

自分で興味のあること、やりたいけどできないことがあれば、自分で調べて知識やスキルとして吸収する力もフリーランスライターの武器になります。

たとえば連絡手段がメールしかないライターと、チャットワークなどのほかツールも使えるライターがいれば、後者のほうが依頼しやすいでしょう。

ほかにもードプレスが使えれば、執筆だけでなく入稿まで依頼されて+αの報酬につなげられます。

「できないことがあればできるようになればいい」と考えて自分でツールの使い方を勉強するのも重要です。

興味は仕事の幅を広げてくれる

また興味のあることが、仕事の幅を広げるチャンスにつながることも多いです

私の場合は、男児2人の育児の過程で緊急車両や重機に詳しくなりました。

これを活かして自分で勉強し、今では消防や警察などの公務員系の記事の執筆や防災系の執筆、重機メーカーの職種や求人案件の執筆まで行うようになれたんです。

自分の力量を時間にあてはめられる計画性

フリーランスライターは自分で仕事を請け負わないと当然収入は途絶えてしまいます。

とはいえ、自分の力量とのバランスを見誤ると、キャパ以上に受注してしまい結局納期を破ってしまう…ということも。

まずは自分で「一日どれくらい書けるか」を把握し、適切な仕事量に調節できるようにしましょう。

さらに、仕事をしているうえでは自分や家族が倒れたり、不測の事態が起きたりする場合があります。

イレギュラーなことが起きても、調整して納期に間に合うようにする計画性も重要です。

フリーランスライターに必要なのはスキルだけではありません。

次に、フリーランスライターになるならそろえておくべきツールを紹介します。

フリーランスライターに必要なツール

仕事の効率を上げるためにも、快適に仕事するためにも、フリーランスライターとしてそろえておきたいツールはご覧の通りです。

  • パソコン(ノートパソコンがおすすめ)
  • 会計ソフト
  • チャットツール
  • 主婦なら便利家電
  • 取材もするなら機材

私の経験から、主婦目線のアイテムも加えてみました。

それぞれのツール選びの方法など、詳しく説明していきますね。

パソコン

ライターとして必須アイテムのパソコン。

使いやすさで選ぶのがもちろん重要!私は断然ノートパソコンをおすすめします。

ノートならいつでもどこでも持ち出せるので、ノマドな働き方もOK。

とはいえ、ノートのキーボードは叩きにくいことが多いので、自宅用に自分に合ったキーボードを別で購入するのがおすすめです。

会計ソフト

フリーランスは個人事業主でもあるので、経費の帳簿付けから確定申告などの税務も自分で行います。

そこで必須なのが会計ソフト。

いろいろな会計ソフトが出ているので、自分に合ったものを選びましょう。

私はいろいろ試して一番使いやすいと感じた「MFクラウド確定申告」を使っています。

会計ソフトを入れておくと、税務処理にかかる手間や時間を執筆に充てられます!

クラウド会計ソフトに関してもっと知りたい方は【人気のクラウド会計ソフト3社を徹底比較】の記事も是非ご一読くださいね。

チャットツール

チャットツールがあると、クライアントとのやりとりに便利です。

大型案件では、ディレクターやほかのライターとのやり取りも行いますので、チャットワークスラックなどのチャットツールを入れておいてください。

私はチャットワークもスラックも両方入れていて、クライアントに合わせて使っています。

どちらかと言えば、チャットワークの方が使いやすいかな…と思います。

主婦なら便利家電

「在宅でも仕事ができるからフリーランスライターになりたい!」という主婦の人も多いでしょう。

とはいえ、家事も仕事も在宅で両立させるのは結構大変です(…経験済み)。

ならば、家事の手間はハイテクで解決しちゃいましょう!

ドラム式洗濯乾燥機、自動お掃除ロボ、食器洗い乾燥機などなど…便利家電があればぜひ取り入れてください。

働きやすい環境を整えるのも、大切なことですよ。

取材もするなら機材

「執筆の前に取材も一緒に行って欲しい」という依頼も受けたいなら、取材に使う機材もそろえておくと良いですね。

一眼レフカメラやICレコーダーなど

これらの機材はあくまで、取材の案件を受ける場合だけで大丈夫です。

もしくは、取材の案件を受けられるライターになるために、今からスキルを磨いておくのもいいかもしれませんね。

今すぐできることは【まず書くこと】

「フリーランスライターになるには、スキルもツールも必要…。って、どれから手をつければいいか分からない…!」という人も多いと思います。

とにかくまずは文章を書いてみるのがおすすめです。

クラウドソーシングのタスク案件からチャレンジしてみる、ブログやnoteを開設してみるなど、とにかく文章を書く機会を持ってみましょう。

少しずつ実績を積んで、フリーランスライターを目指してください。

まとめ

インターネットの普及で、フリーランスライターの活躍の場は幅広くなりました。

今後も需要の高まりが期待されているからこそ、身に着けるべきスキルもたくさんあります。

フリーランスライターは自分のライフスタイルに合わせて仕事ができる、さらに文章を書くのがとにかく好き!な人にとってはとても魅力ある仕事です。

クラウドソーシングでも、ブログでもSNSでも、日記でもよいです。

まずは書くことからはじめてみてください!

関連記事