2019/11/12

少額融資はカードローン

事業資金の調達は、事業の大小に関係なく、事業主にとって重要な仕事のひとつです。

中でも融資による資金調達は、状況によって借入先を使い分けることで最大限の効果を発揮してくれる資金調達の方法です。

では、急ぎの事業資金が必要な場面では、どんな融資を利用するのがいいのでしょうか?

3つの事業資金それぞれに適切な融資がある

事業資金は3つの種類に分けることができます。

・起業資金…会社を起こすための資金
・設備資金…会社の設備を増強するための資金
・運転資金…会社を経営していくための資金

このうち、急ぎの融資が必要になるのは運転資金

運転資金がなくなるということは、会社の経営ができなくなるということだからです。

運転資金のショートは突然やってくる

たとえ経営が上手くいっていたとしても、運転資金がショートしてしまう可能性は考えられます。

例えば…

「期日になっても取引先からの入金が入ってこない」

「予期せぬ需要の増化で来週の支払い分を生産費用に回してしまった」

こんなとき、支払期日までに資金調達をする方法を確保しておけば、余裕を持った経営をすることができます。

 運転資金がショート寸前!銀行融資や公的融資では間に合わない

銀行や日本政策金融公庫は、「今すぐお金を貸して欲しい」という経営者の要望に応えてくれることはありません。

高額な資金を低金利で融資してくれる銀行や日本政策金融公庫。ただその分審査が厳しく、時間もかかるため、今すぐ運転資金が必要な場合の借入先には不向きです。

時間に余裕があるときは銀行や公的融資を頼ればいい

事業資金の調達が急を要するものでなければ、銀行や日本政策公庫を頼ってください。

例えば起業資金は自分でリミットを決めることができますし、設備資金も増強のためなので期限が決められているわけではありません。

起業資金と設備資金は、融資のスピードよりも確実性が求められる事業資金です。

時間をかけて綿密な事業計画書などを作成し、確実に設備資金や起業資金を借りたい時は、高額な資金を低金利で借りることができる銀行や日本政策金融公庫を頼るのが適切です。

急ぎの事業資金融資はノンバンク系ビジネスローンが最適

逆に時間の余裕がないとき、銀行、公的融資の審査結果が出るまで待っていられないときは、ノンバンク系ビジネスローンを利用するのが最適です。

運転資金は、底を尽きてしまうと経営がストップしてしまいます。

つまり、融資の確実性はもちろんのこと、融資スピードが重要視される事業資金です。

そのため、申込んだその日の内に融資が実行されるノンバンクのビジネスローンが最適と言えます。

ノンバンクとは?

ノンバンクとは、銀行のような預金事業をせずに、融資事業のみを行う民間の金融機関の総称です。

そのため、日本政策金融公庫などの公的機関はノンバンクとは言いません。

ノンバンクに分類されるもの

ノンバンクに分類されるのは主に4つの金融機関です。

・消費者金融
・クレジットカード会社
・信販会社
・リース会社

銀行融資とノンバンク系ビジネスローンの違い

では、銀行融資とノンバンク系ビジネスローンでは具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

融資限度額と審査難易度、金利、融資スピードの4項目で比較してみました。

  銀行融資 ノンバンク系ビジネスローン
融資限度額 数千万円以上も可能 最高1,000万円(アイフルビジネスファイナンス
審査難易度 審査基準が厳しい 無担保無保証人OK
審査基準が緩い
金利(年利) 低い(2.0~10.0%程度) 高い(6.0~18.0%程度)
融資スピード 審査に時間をかけるため遅い
10日~2週間かかることも
最短即日で融資可能なものも

銀行融資は高額・長期の借入れで利用

大規模な設備投資のための高額な融資を受け、長期間にわたって返済をしていく場合は、銀行融資で資金調達を行う方が向いています。

一方で、銀行融資は審査に時間がかかってしまうため、融資まで時間がかかり、すぐに必要な緊急性の高い事業資金を調達するには適していません。

ノンバンク系ビジネスローンは少額・短期の借入れで効果絶大

逆にノンバンク系のビジネスローンは、緊急性の高い少額なつなぎ融資を、短期間で返済することを前提に借り入れることで絶大な効果を発揮します。

ただし、長期的な返済計画では、元金に対してどんどん利子がかさんでいく恐れがあります。

高金利によるダメージを最小限に抑えるために、ノンバンク系のビジネスローンは少額・短期の利用に限るようにしましょう。

短期利用なら大丈夫!高金利によるダメージを抑える方法

「ノンバンク系のビジネスローンは高金利」

これが気がかりで利用することをためらっているという事業主は多いと思います。

しかし、少額・短期の利用に限定することで、低金利の銀行融資を高額・長期で利用するよりも金利負担は少なくて済みます

ケーススタディ:100万円を年利15.0%で1週間借り入れたとき

100万円を年利15.0%で借り入れたとしても、1週間後に返済できるのであれば金利負担は少なくて済みます。

利息負担=100万円×15.0%÷365日×7日=2876円 ※概算になります

今回のケースなら、約2,876円の負担で危機的な状況を回避することができました。

この金額なら、300円の節約10回で取り戻せます。

上記の計算をみてもわかるとおり、ビジネスローンは少額の借入を短期間で返済するほど、実際に負担する利息の総額は少なくなります。

ノンバンク系ビジネスローンのメリット

ノンバンク系ビジネスローンのメリットは4つです。

  1. カードローン方式なら限度額いっぱいまで繰り返し融資が受けられる
  2. 赤字決算でも融資が受けられる
  3. 無担保無保証人で融資が受けられる
  4. 申込は来店不要!最短即日で融資が受けられる

カードローン方式なら限度額いっぱいまで繰り返し融資が受けられる

ノンバンク系ビジネスローンは、証書貸付方式とカードローンタイプの2つの借入れ方法があります。

カードローンタイプの場合、一度審査に通れば、あとはローンカードを使って限度額いっぱいまで繰り返し融資を受けることが可能になります。
緊急時のつなぎ融資が必要な時でも、新たに融資の申込は必要ありません。

ローンカードを利用して、コンビニのATMから資金調達をすることが可能です。

赤字決算でも融資が受けられる

銀行融資であれば、赤字決算の企業に融資をしてくれることはほとんどありません。

しかしビジネスローンであれば、赤字決算だったとして赤字決済の中身をちゃんと評価して審査をしてくれます。

ビジネスローンの審査で重要視されるのは、これまでの実績以上に今後の事業の継続性です。

そもそも少額な融資がメインとなるため、事業が赤字だったとしても、代表者に返済能力があると審査で判断されれば、赤字決算でも融資が受けられる可能性が高いと覚えておいてください。

赤字決算だからと言って、融資をあきらめないでください!

無担保無保証人で融資が受けられる

ノンバンク系のビジネスローンは、融資を受けるために担保や保証人を用意する必要もありません

例えば銀行融資では、高額な事業資金を低金利で借り入れる場合、融資した金額の返済を担保する不動産や連帯保証人が必要になる場合があります。

ノンバンク系のビジネスローンなら、担保を用意したり、誰かに連帯保証人になってもらったりする手間も負担も省くことができるのです。

ただしその分高金利の融資となりますので、繰り返しますが少額・短期利用を徹底しましょう。

申込は来店不要!最短即日で融資が受けられる

銀行融資では、申し込んだその日に資金調達ができるということはありえません。

何度も足を運び、融資担当者との面談を重ねて行く必要があります。

しかし、ノンバンク系のビジネスローンであれば、来店不要で申し込んだその日に資金調達が可能なのです。

ノンバンク系ビジネスローン2社徹底比較

カード選び

ビジネスローンを選ぶときには、次の7つの項目を比較してピッタリなビジネスローンを選ぶようにしましょう。

【比較項目】

  1. 最大限度額
  2. 金利(下限年利・上限年利)
  3. 審査スピード
  4. 融資スピード
  5. 資金使途
  6. 赤字決算でも融資できるかどうか
  7. 担保や保証人が必要かどうか

今回はビズローンがおすすめする2つのノンバンク系ビジネスローンを、上記の7項目で比較し一覧にまとめました。

各カードローンが利用できるATMと利用手数料もまとめてあります。

そして今回は、ノンバンク系ビジネスローンに匹敵するスペックをもった、銀行のビジネスローン「ジャパンネット銀行ビジネスローン」も合わせて紹介します。

スペックを比較してもらえば、ノンバンクのビジネスローンに負けないスピーディーさを持ち、その上金利が低めに設定されていることがわかると思います。

カード名 アイフルビジネスファイナンス オリックスVIP
ローンカード
BUSINESS
ジャパンネット銀行
ビジネスローン
最大限度額 1000万円 500万円 500万円
下限年利 3.10% 6.0% 4.8%
上限年利 18.0% 17.8% 13.8%
審査スピード 最短即日 最短60分 最短翌営業日
融資スピード 最短翌営業日 最短即日 最短翌営業日
資金使途 事業使途のみ 自由 事業使途のみ
赤字決算の場合 公式HPに
申込可能と
記載あり
審査による 審査による
担保・保証人 不要 不要 不要
公式サイト

最大限度額が最も高い【アイフルビジネスファイナンス】

は、法人カードローンのなかでは最も限度額が高く、最大で1000万円まで融資を受けることができます。

アイフルビジネスファイナンスは個人への貸し付け実績の豊富なアイフルグループの100%子会社であるため、融資のノウハウはバッチリ。これまで積み重ねてきた契約実績は累計15万口座以上に上ります。

業歴が1年以上あれば審査に申込むことができるので、初めてのビジネスローンとしてもおすすめできます。

下限年利も5.0%(証書貸付方式なら3.10%)と、利用実績を積んでいけばかなりの低金利で借入も可能。とても頼りになる法人カードローンです。

最大限度額 1000万円
下限年利 5.0%
上限年利 18.0%
審査スピード 最短即日
融資スピード 最短翌営業日
※申込んだその日にアイフルビジネスファイナンス株式会社の東京事務所に来店できる場合は即日融資も可能
資金使途 事業使途のみ

提携ATM

アイフルビジネスファイナンスが利用できる提携ATMと手数料は以下の通りです。

・セブン銀行
・東京スター銀行※借入のみ
・アイフル提携ATM
セブン銀行 利用可能
時間
平日 7:00~23:00 手数料(1万円以下) 100円+税
土日祝 7:00~23:00 手数料(1万円超) 200円+税
東京スター
銀行
利用可能
時間
平日土日祝 24時間 手数料
平日 8:45~18:00
土曜 9:00~14:00
無料
毎月第2・4月曜
6:15~24:15
1月1日~3日
8:00~21:00
上記以外 100円+税
アイフル 利用可能
時間
7:00~23:00 手数料 無料

 

審査から融資までのスピードが最も早い【オリックスVIPローンカードBUSINESS】

オリックスVIPローンカードBUSINESSオリックスVIPローンカードBUSINESSは、当日14:30までの審査申込なら最短60分で審査が完了。最短即日で融資が実行されます。

また、オリックスVIPローンカードBUSINESSは、オリックスグループの幅広い事業と提携した以下の優待サービスを受けることができます。

・オリックスレンタカーのレンタル料金10%オフ
・オリックスグループの運営するホテルやゴルフ場が優待価格で利用できる

これらの優待サービスが年会費無料でセットになっているのは嬉しいですよね。

資金使途も事業用に限ってはいないので、自由度の高いカードローンです。

最大限度額 500万円
下限年利 6.0%
上限年利 17.8%
審査スピード 最短60分
融資スピード 最短即日
資金使途 自由    

提携ATM

オリックスVIPローンカードBUSINESSは、全国にあるCD・ATMの99%にあたる17万3,000台のCD・ATMを利用することができます(返済時は15万8,000台)。
利用手数料は以下の通り。5万円以上の利用で無料になるのが嬉しいポイントです(振込手数料は24時間無料)。

借入金額 利用手数料
~1万円 110円
1万円超~5万円未満 220円
5万円~ 無料
返済金額 利用手数料
1万円以下 110円
1万円超え 220円

また、三井住友銀行、ゆうちょ銀行はいつでも手数料無料で利用することができます。

 

魅力的な金利設定のジャパンネット銀行ビジネスローン

ジャパンネット銀行ビジネスローンのLP

ジャパンネット銀行ビジネスローンは、2019年5月30日からスタートした新しいビジネスローンです。

ジャパンネット銀行はこれまで、以下3つの目的別ローンを展開していました。

  • Yahoo!ショッピングやヤフオク!ストア出店者向けのビジネスローン
  • クラウド会計ソフトfreee会員向けのビジネスローン
  • 中古車オートオークションUSS会員向けのビジネスローン

そんなジャパンネット銀行が満を持してスタートしたのが、事業性資金であれば使途自由のビジネスローンです。

最大限度額 500万円
下限年利 4.8%
上限年利 13.8%
審査スピード 最短翌営業日
融資スピード 最短翌営業日
資金使途 事業性資金(運転資金、新規事業の立ち上げ資金、つなぎ融資など)
必要書類 法人:決算書2期分
個人事業主:書類不要(希望契約極度額300万円超の場合は所得証明書)
運営会社 株式会社ジャパンネット銀行

銀行ならではの金利設定

ジャパンネット銀行ビジネスローンの特徴は、上限金利です。他のビジネスローンと比較すると、中小法人や個人事業主にとって利用しやすい金利設定になっています(※セゾンファンデックス不動産担保ローンは担保となる不動産が必要です)。

カード名 アイフルビジネスファイナンス オリックスVIP
ローンカードBUSINESS
ジャパンネット銀行
ビジネスローン
SMBCモビット
上限年利 18.0% 17.8% 13.8% 18.0%

ビジネスローンは基本的に、初回の借入では上限金利が適用されることがほとんど。
そのため、上限金利の低いビジネスローンを選んだ方が、利息負担が少なくすみます。

つまり、アイフルビジネスファイナンスやオリックスVIPローンカードBUSINESSよりも低金利なジャパンネット銀行ビジネスローンを利用することで、無理のない返済計画が立てやすくなるのです。

提携ATM

ジャパンネット銀行ビジネスローンは、ローン専用のカードは用意されていません。
その代わり、ジャパンネット銀行のキャッシュカードを使って、利用者のジャパンネット銀行事業用口座に振り込まれた借入金を引出すことができます。

ジャパンネット銀行には専用のATMがありません。
その代わり、以下5つの提携ATMを利用することができます。
利用金額によって入出金の手数料が変わるので確認しておいてください。

提携ATM 利用金額3万円以上 利用金額3万円未満
セブン銀行ATM いつでも何回でも0円 165円
E-net コンビニATM
ローソン銀行ATM
三井住友銀行ATM
ゆうちょATM 330円

ジャパンネット銀行の提携ATM利用手数料は、入出金の金額が3万円以上なら0円です。

手数料も塵も積もれば大きな出費になりますよね。

ジャパンネット銀行の提携ATM利用手数料を節約したいなら、3万円以上の入出金を徹底しましょう。

必要な金額が少額だとしても、必要な金額プラス3万円は引出してください。

その後で、3万円を入金すれば、利用手数料は0円になり、必要な金額だけが手元に残ります。

 

ノンバンク系ビジネスローンの審査

ノンバンク系ビジネスローンは、銀行融資や政府系融資と比較して審査に通りやすいと言われています。

しかし、ビジネスローンなら「どんな経営者でも借りられる」という意味に勘違いしないでください。

事前にビジネスローンの申込基準を確認しておき、最低でもそのラインをクリアしておく必要があります。

申込基準は必ず確認

オリックスVIPローンカードBUSINESSを例にすると「お申込可能な方」には次のように記載されています

・20歳~69歳までの方で、以下のいずれかに該当する方。
・業歴1年以上の個人事業主の方。
・法人格を有する事業の代表者の方(例:○○株式会社、△△有限会社を経営する方)。

上記で審査基準の目安となるのは「業歴1年以上」という部分です。

業歴が1年でも融資対象となるということは、それほど長期の業歴は求められていないということになります。

ビジネスローン審査の基本は返済能力

ビジネスローンの最も重要な審査基準は返済能力です。

個人事業主の場合は生活費以上の利益があるかどうかがチェックポイントとなります。

法人代表者の場合は、経営する会社が代表者の報酬を支払っても十分余裕のある利益を出しているのかをチェックされます。

銀行融資は審査が厳しい

基本的に債務超過税金の滞納がある企業や事業主、過去に金融事故をおこして信用情報に傷のある申込者はブラックと呼ばれ、銀行融資を門前払いされてしまいます。

銀行融資では、以下のような状況の中小企業や個人事業主は審査を受けることさえできない可能性が高くなります。

  • 債務超過をしている
  • 赤字で決算を終えている
  • 税金を滞納している
  • 業歴が3期未満

上記の条件をすべてクリアするのは、資金繰りに悩むスターアップ時期の企業や事業主にとって難しい課題です。

ノンバンク系ビジネスローンは審査の間口が広い

 

ビズローン公式サイトより赤字でも融資可能性ありと明記

ビズローン公式サイト「よくある質問」より

一方でアイフルビジネスファイナンスならそのような状況下で申し込みをすることを拒否していません。

実際アイフルビジネスファイナンスは、公式サイト上で「過去の財務内容だけでなく現状のご商売に鑑み融資実行の可能性を検討してまいります」と明言しており、赤字決算の企業でも積極的に審査をしていこうとする姿勢をアピールしています(上記画像参照)。

赤字決算でも資金調達ができることを約束するものではありませんが、少なくとも銀行融資と比較すれば審査に通る可能性が高いと言えます。

アイフルビジネスファイナンスなら業歴1年でも申し込み可能

アイフルビジネスファイナンスは赤字決算だけでなく、業歴についても柔軟な姿勢を持っており、スタートアップ時に事業拡大を狙う企業や事業主の強い味方になってくれます。

アイフルビジネスファイナンスの公式サイトを見てみると、「業歴1年以上で決算書もしくは確定申告書をご提出いただければ審査は可能です」と書かれています。業歴1年以上で決算書もしくは確定申告書を提出すれば審査可能(アイフルビジネスファイナンスHPより))この一言に背中を押された方は多いのではないでしょうか。

その証拠に、現在まで累計15万口座以上を開設してきており、多くの経営者や事業主から頼りにされているビジネスローンです。

まとめ

ビジネスローンはある程度高額な事業資金から少額融資まで対応できる中小企業経営車や個人事業主にとっては使いみちの多い融資商品です。

金利は銀行系や政府系と比べると高くなりますが、融資スピードでは大きく勝ります。

事業向けの融資はそれぞれの特長を活かして幅広く利用することが大事です。

銀行融資、政府系融資では必要な時に必要な資金調達ができない可能性があります。

緊急時の資金調達方法としてビジネスローンも活用していきましょう。

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