2019/09/10

アメックス・ビジネスグリーンの審査基準と審査通過で得られるメリット

アメリカン・エキスプレス・ビジネスカード(以下アメックス・ビジネスグリーンと表記)は、アメックスから経営者や個人事業主に向けて発行されている法人カードです。

年会費は、12,000円(税別)と他のアメックス法人カードに比べると安く設定されているにもかかわらず、充実した付帯サービスを受けることができます。

また、アメックスのカードはステータスカードとしても有名です。

なので、「とにかくアメックスのカードを持ちたい!」と考える人も多いのではないでしょうか。

とにかく持ちたい!であれば、年会費も安く、審査にも通りやすいアメックス・ビジネスグリーンがオススメです。

この記事では、公式サイトを見ただけではわからないアメックス・ビジネスグリーンのカード発行の審査基準と、審査を通過することで得られるメリットについて解説していきます。

アメックス・ビジネスグリーン基本情報

申し込み条件 20歳以上の個人事業主か法人経営者
年会費 12,000円(税別)
追加カード 1枚につき6,000円(税別)
ETCカード 年会費500円(税別)
限度額 審査によって個別に決められる
ポイント還元率 1.0%~3.0%
必要書類 本人確認書類
法人の場合のみ、登記簿謄本か登記事項証明書も必要

審査は甘い?

アメックスのビジネスカードの審査は他の法人カードと比べると甘いと言えます。

法人カードを作るのに一般的に最低条件と言われているのは「設立2年以上かつ黒字決算」です。

ですが、法人設立半年以内や、1ヵ月も経っていない状態の個人事業主でもアメックス・ビジネスカードの審査に通ったという例があります。

このことから、アメックスは申し込んだ代表者の法人情報よりも法人代表者個人の情報を重視していることがわかります。

さらに、アメックスは、申し込み者毎に個別でカードの利用限度額を決めることで貸し倒れのリスクを減らし、その分審査を甘くしているようです。

以上のことを踏まえて、次項でアメックス・ビジネスグリーンの審査に落ちやすい人と通りやすい人はどんな人かをみていきましょう。

 

審査に落ちやすい人

審査に落ちやすい人を紹介しますが、そもそも審査自体が甘いため、この項目の「審査に落ちやすい人」に当てはまらなければ審査に通りやすい人となります。

そのことも踏まえて、読み進めてください。

では、アメックス・ビジネスグリーンの審査に落ちやすい例を2つ紹介します。

  • 過去6ヵ月の間に複数のクレジットカードを申し込んでいる人
  • 信用情報に問題がある人

では、それぞれ詳しく説明していきます。

過去6ヵ月の間に複数のクレジットカードを申し込んでいる

アメックス・ビジネスグリーンの審査基準は公表されていないためわかりませんが、個人の信用情報が保管されている信用情報機関の情報を参考にして、審査を進めていることだけは確かです。

法人カードやローンに申し込んだ記録は、申し込み日から6ヵ月間、信用情報機関に保管されます。

そして6ヵ月以内に複数の法人カードやローンに申し込んで何度も審査落ちしていると「申し込みブラック」という状態になってしまい、余計審査に通りにくくなってしまいます。

いくら審査が甘くても、申し込みブラック状態で審査に通る可能性はほとんどありません。

何度も法人カード発行の審査に落ちている人は、最後に申し込んだ日から6ヵ月は時間を空けて申し込んだ方が良いでしょう。

信用情報に問題がある

過去にクレジットカードの支払いの延滞等で、信用情報に傷がついてしまっている人は審査に通りにくくなってしまいます。

また、金融事故を起こして信用情報機関のブラックリストに入ってしまっていると審査に通る可能性はほとんどありません。

その場合、金融事故の記録が信用情報機関から抹消されるまで待ってから申し込むしかないでしょう。

では、審査に通過する可能性を少しでも上げる方法はないのでしょうか。

審査を受ける前にやった方が良いこと

では、とにかく審査を受けてみよう!となる前にできればやっておいた方が良いことを2つ紹介します。

  1. 債務残高をできるだけ減らしておく
  2. 法人用の固定電話を設置する

では、それぞれ詳しく説明していきます。

債務残高をできるだけ減らす

債務残高がある場合は、アメックス・ビジネスグリーンに申し込む前にできるだけ減らしておきましょう。

申し込み者に借入れが多いと、審査の際にアメックス側から「アメックスの法人カードで利用した分を延滞せずに支払ってくれるだろうか?」と思われてしまい、審査落ちの原因となってしまう可能性があります。

もし債務残高がある状態で審査に通ったとしても、カードの利用限度額は低めに設定されるでしょう。

法人用の固定電話を設置する

アメックスの審査担当者が、審査の際に法人代表者の信用情報を重視すると言っても、法人の情報を全く見ないというわけではありません。

法人の信用性は、経営実績や設立年数の他に「法人用の電話番号」や「法人用の住所」があるかどうかによっても変わってきます。

個人事業主の場合は得に、法人の電話番号は自分の携帯電話の番号だったり、法人用の事務所が自分の住所になっていたりする場合があります。

法人用の電話番号やオフィス、営業所などの住所を用意することで、法人所在地の証明ができ、法人自体の信用度が上がるのです。

その結果アメックス・ビジネスグリーンのカード発行の審査にも通りやすくなります。

審査を受ける準備ができれば、あとは申し込むだけです。

では、次はアメックス・ビジネスグリーンを発行することで得られるメリットを紹介します。

カード発行後に得られるメリット

審査に無事に通れば、アメックス・ビジネスグリーンを利用できます。

アメックス・ビジネスグリーンを利用するメリットを7つ紹介します。

  1. ポイント還元率が最大で3%
  2. 全15航空会社のマイルを貯められる
  3. 75,000以上の契約施設を特別料金で利用できるクラブオフ会員になれる
  4. 充実した海外旅行付帯保険
  5. オーバーシーズ・アシストを利用できる
  6. 手荷物無料宅配サービス
  7. 将来的に高ランクのアメックスを狙える

では、それぞれ詳しく解説していきます。

ポイント還元率が最大で3%

年間参加費3,000円(税別)のメンバーシップ・リワード・プラスに参加することで、ボーナスポイントプログラム(登録費無料)に登録できます。

ボーナスポイントプログラムに登録していると、プログラム対象加盟店でのカード利用によるポイント還元率が3%になります。

ボーナスポイントプログラムの対象加盟店は以下です。

対象加盟店 サービス
Yahoo! JAPAN ヤフーショッピング
ヤフオク!(Yahoo!かんたん決済)
ヤフー官公庁オークション
iTunes Store / App Store iTunes Store
App Store
iBooks
Apple Music
JAL公式ウェブサイト JAL国内線・国際線航空券
JALPAK国内・海外ツアー商品
H.I.S公式ウェブサイト 海外航空券
事前決済となる海外ホテル
海外航空券+ホテル(セット販売)
海外パッケージツアー
海外オプショナル・レンタカー
アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン アメリカンエキスプレスカード会員専用国内航空券
海外航空券
Amazon.co.jp Amazon.co.jp
Amazonマーケットプレイス
Kindle本
Amazon Business

出張から日用品や備品、音楽配信サービスなど幅広い対象加盟店があります。

会社の経費として利用できそうなものが多ければ、年間参加費を払ってでもメンバーシップ・リワード・プラスに参加した方が得になるかもしれません。

全15航空会社のマイルを貯められる

アメックス・ビジネスグリーンは、貯めたポイントをマイルに交換できる法人カードです。
貯めたポイントは、全部で15航空会社のマイルに交換できます。

15航空会社の詳細は以下です。

アメックス・ビジネスグリーンで貯めたポイントをマイルに移行できる航空会社
  • 全日本空輸(ANA)
  • チャイナエアライン
  • デルタ航空
  • ヴァージンアトランティック航空
  • タイ国際航空
  • キャセイパシフィック航空
  • シンガポール航空
  • ブリティッシュ・エアウェイズ
  • スカンジナビア航空
  • アリタリア-イタリア航空
  • フィンランド航空
  • エティハド航空
  • エミレーツ航空
  • カタール航空
  • エールフランス/KLM航空

ポイントからマイルへの交換率は、メンバーシップ・リワード・プラスに参加しているかどうかで変わります。

さらにANAマイルにポイントを交換するには、年間参加費5,000円(税別)のメンバーシップ・リワードANAコースへの登録が別で必要です。

以下が、ポイントから各マイルへの交換率になります。

ポイントをANAマイルに交換する場合

メンバーシップ・リワード・プラスに登録済の場合 1.000ポイント=1,000マイル
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合 2,000ポイント=1,000マイル

ANAマイルに交換する際にメンバーシップ・リワード・プラスに参加していれば、1ポイント=1マイルに交換できます。

ポイントをANA以外の航空会社のマイルに交換する場合

メンバーシップ・リワード・プラスに登録済の場合 1,250ポイント=1,000マイル
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合 2,000ポイント=1,000マイル

ANAマイルに交換するにしても、ANA以外のマイルに交換するにしても、メンバーシップ・リワード・プラスに参加しているか否かで交換率が大きく変わります。

マイルを貯める目的で使いたい方は必ずメンバーシップ・リワード・プラスには参加しておくようにしましょう。

75,000以上の契約施設を特別料金で利用できるクラブオフ会員になれる

75,000以上の契約施設を特別優待料金で利用できるようになる「クラブオフ」の年間登録料が無料になります。

このクラブオフは、誰でも入会できるようなサービスではなく、アメックスやJCBビジネスカード会員などといった特定の人だけが利用できるサービスです。

クラブオフを利用することで国内20,000ヶ所以上の宿泊施設が最大90%OFFとなります。

また、基本カード会員だけでなく追加カード会員も、クラブオフ会員になれます。

充実した付帯旅行保険

旅行や出張の際の旅行代金をアメックス・ビジネスグリーンで支払った場合は、国内・海外旅行傷害保険を受けられます。

この保険は、国内・海外で事故に巻き込まれてしまった場合に最大5,000万円まで補償される保険です。

さらに、この保険の適用範囲は基本カード会員と追加カード会員のみではなく、補償金額は最大1,000万円まで下がりますが、各カード会員の家族にまで適用されます。

オーバーシーズ・アシストを利用できる

オーバーシーズ・アシストは、海外でのレストラン選びや予約、急な旅程変更、病気等の際に、24時間年中無休で行ってくれるサービスです。

海外で何かあった時にすぐに相談できる相手ができると考えると嬉しいですね。

手荷物無料宅配サービスを利用できる

海外出張の際に自宅から空港まで、または空港から自宅まで、アメックス・ビジネスカード会員1人につきスーツケース1つまで無料配送することができます。

利用できるのは羽田空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港の4つの空港です。

このサービスを利用すれば、海外出張の際に大きなスーツケースを持って電車に乗る必要もなくなります。

将来的に高ランクのアメックスを狙える

アメックスの法人カードは、利用実績を積むことで、アメックスのビジネスゴールドやビジネスプラチナを発行する審査を受ける際に、審査に通りやすくなります。

アメックスの利用実績があると、多少年収が低くてもアメックスの審査担当者から「今まで滞りなく利用してくれているから信用できる」と判断してもらえることがあるからです。

また、利用実績に応じてゴールドやプラチナといったさらに上のランクのインビテーション(招待)が送られてくることがあります。

今は年会費の関係もあって厳しいけど、将来的にアメックス・ビジネスゴールドやビジネスプラチナを持ちたいという方は、まずアメックス・ビジネスグリーンを利用しておくと良いでしょう。

まとめ

アメックス・ビジネスグリーンは、どのような人がカード発行の審査に通っているかを調べることで審査が甘いということがわかります。

しかし、審査が甘いからといってアメックスならではの、充実した付帯サービスなどの特典が変わることはありません。

それに、アメックス・ビジネスグリーンで利用実績を積むことで将来的にアメックスのプラチナ会員を目指せる可能性も高まります。

アメックス・ビジネスグリーンの年会費は12,000円(税別)。
これが高く感じる人もいるかもしれませんが、月毎に換算すると、1ヵ月1,000円(税別)の会費となります。

会員特典のことを考えるとこれは安いのではないでしょうか。

この機会に充実した付帯サービスを利用しながら、将来の高ステータスカードを目指して、アメックス・ビジネスグリーンに申し込んでみてはいかがでしょうか。

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