りそなカードローンは、大手都市銀行のりそな銀行が提供するカードローンです。
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行に次ぐ、第4のメガバンクとして全国に837の有人店舗をかまえています(2019年3月末時点)
そんなりそな銀行が提供するカードローンが、りそなカードローン。
魅力はなんといっても返済時の上限金利が年12.475%であること。これは先にあげたメガバンク3行が提供するカードローンよりもさらに良心的な金利設定です。
さらに、自動融資機能があるのも嬉しいポイント。万が一、個人のクレジットや携帯料金の引き落としに対して残高が足りなくても、不足分を融資で補填してくれます。
事業性資金の調達のためにはもちろん利用できませんが、生活費を調達するために活用すれば、ビジネスのピンチも助けてくれることでしょう。
銀行ならではの金利設定
りそなカードローン以外の銀行カードローンの金利も、消費者金融のカードローンと比較すると、銀行ならではの金利設定で安心して利用できるものが多いです。
その中でも「りそなカードローン」は、年率3.5%~12.475%の低金利を誇る銀行カードローンなのです。
金利(実質年率) | |
---|---|
りそなカードローン | 年3.5%~年12.475% |
みずほ銀行カードローン | 年2.0%~年14.0% |
三菱UFJ銀行カードローン 「バンクイック」 | 年1.8%~年14.6% |
オリックス銀行カードローン | 年1.7%~年17.8% |
楽天銀行カードローン | 年1.9%~年14.5% |
上記の表で比較していただくと一目料残ですね。
次に低金利なみずほ銀行カードローンと比較しても、1.525ポイントの違いがあります。
長期的な返済になるほど、金利の差が返済金額の差を大きくしていきます。
金利の低いカードローンで借入したいという方にはぴったりのカードローンです。
金利特典もあり
さらに、カードローンと同じ口座を給与口座に指定している場合や、りそな住宅ローンを利用中であれば更に年率が0.5%下がる金利特典も用意されています。
つまり~年11.975%でキャッシングできるということです。
りそなカードローンの申込方法
りそなカードローンは、店頭にあるメールオーダーサービス(郵送またはFAX)または電話で申込む方法もありますが、いちばん手っ取り早く申し込めるのは、インターネットから申込むWEB申込です。
WEB申込であれば、24時間365日申込可能なので、自分の好きなタイミングで申込むことができます。
1.個人情報の同意条項に同意
まずは個人情報に関する同意条項をよく読んで、「上記の規約に同意しお申込み画面に進む」のボタンを押します。
2.メールアドレスの登録
つづいて、メールアドレスの登録を行います。
りそなカードローンを利用するためには、メールアドレスを登録し、そこ宛に送られてくるパスワードを入力しなければなりません。
入力したメールアドレスに間違いがないかを確認して、送信ボタンを押してください。
届いたパスワードを入力
登録したアドレス宛にりそな銀行から認証パスワードが届きます。
届いたパスワードを入力し、次の申込画面へ進みましょう。
3.申込内容の入力
ここから本格的な入力に移っていきます。
ここで入力するのは以下の項目です。
口座の有無の確認と取引店舗の設定
まずはりそな銀行の口座を持っているかどうかの確認です。
口座がない場合でも申し込みは可能ですが、りそなカードローンを利用するためにはりそな銀行の口座が必要になるので、申込のタイミングで口座開設も申込むことになります。
もし口座を持っている場合は取引店舗を入力し、持っていない場合は希望する取引店舗を入力して下さい。
希望限度額の設定
希望限度額とは、借入したい希望額です。
自分がいくら借りたいと思っているのかを正直に入力してください。
本来必要な額以上を希望したり、年収の1/3以上の金額を希望すると、貸倒率が高いと見なされて限度額を下げられるか、最悪の場合は審査に通らないこともありえるので、金額の設定には気をつけてください。
4.個人情報と勤務先情報の入力
続いては個人情報の入力です。
入力する項目は以下の通りです。
個人情報を入力し終えたら、次の画面で勤務先情報を入力します。
5.借入状況の確認とアンケート
最後に他社からの借入があるかどうかを記入します。
任意項目ですので、他社借入がない場合は入力する必要がありません。
ただし、1社でも他社借入が残っている場合は必ず記載するようにしてください。
ごまかそうとしても、調べればわかることなのでバレなければ大丈夫などとは思わないことです。
最後のアンケート調査に協力し、すべての入力を完了させましょう。
6.入力情報を送信して申込
すべての入力項目を終えると、最後は確認画面に移ります。
単純な入力ミスで虚偽申請を疑われることもあるので、最後に必ず自分で入力したものを確認するようにしましょう。
注意!りそなカードローンにはりそな銀行口座が必要
りそなカードローンに申込むときは、りそな銀行口座を持っていなくても大丈夫ですが、いざ利用するとなるとりそな銀行口座が必要になります。
りそなカードローンの借入方法が、キャッシュカードによる借入と自動融資のみだからです。
そのため、りそな銀行口座を持っていない人は、審査結果が返ってきた段階で口座開設の準備も進めなければなりません。
りそなカードローンは、借入にも返済にもりそな銀行のキャッシュカードを利用するので、口座開設は必須なのです。
申込後利用までの期間が長い
りそな銀行口座を持っていない場合、りそなカードローンを利用するためには、口座開設の申込と、キャッシュカードにローン機能を付与する申請が必要です。
キャッシュカードが手元に届くまでは2週間
りそなカードローンを申込むとき、希望する取引店舗を入力することになりますが、それだけでは口座開設の手続きは終わっていません。
りそなカードローンに問い合わせたところ、口座開設の手続きは本審査通過後に行われるようです。
口座開設を申込み、キャッシュカードが手元に届くまでは約2週間の期間が必要
になるとのことでした。
キャッシュカードにローン機能をつけるのにさらに2週間
キャッシュカードが届いたところで、すぐに借入できるわけではありません。
そこからさらにキャッシュカードにローン機能をつけるための申請をインターネットでする必要があります。
ローン機能が付帯されるまでにも1~2週間はかかると言われたので、口座がない状態からりそなカードローンを利用する場合、かなり時間がかかってしまうことが予想されます。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」なら口座開設不要
同じ銀行カードローンでも、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」なら、三菱UFJ銀行の口座を開設せずとも利用可能です。
最短で翌日には審査回答が得られるため、りそなカードローンのように長時間融資まで待つ可能性も少ないでしょう。
返済は毎月5日の約定返済が基本
りそなカードローンの基本の返済方法は、毎月5日の自動引き落としです。※5日が休業日の場合は翌営業日
また、返済額は引き落とし日の3日前の基準貸越残高(借入残高)によって変動します。
借入れ残高(基準貸越残高) | 毎月の返済額 |
---|---|
1万円未満 | 基準貸越残高全額 |
1万円以上~50万円以下 | 1万円 |
50万円超~100万円以下 | 2万円 |
100万円超~200万円以下 | 3万円 |
200万円超~300万円以下 | 4万円 |
300万円超~400万円以下 | 5万円 |
400万円超~500万円以下 | 6万円 |
500万円超~600万円以下 | 7万円 |
600万円超~700万円以下 | 8万円 |
700万円超~800万円以下 | 9万円 |
随時返済の方法
毎月5日の自動引き落とし以外にも、りそなカードローンには2つの返済方法があります。
・インターネットバンキングからの返済
ATM返済はすべて随時返済
りそなカードローンは、キャッシュカードを使って、りそな銀行のATMや提携するATMなどで返済することもできます。
ATMからの返済は随時返済扱いとなり、元金を直に減らすことができるがポイント。
元金を減らすことで利息負担も少なくなり、さらに返済期間も短くすることができます。
ただし、各種ATMは営業時間によって手数料が発生することをお忘れなく。
インターネットバンキングでも追加返済が可能
りそな銀行のインターネットバンキング「マイゲート」を使って追加返済も可能です。
簡単な操作で返済手続きが可能。店舗に行くことも、ATMに行くことも必要ないので、便利な返済方法と言えそうです。
りそなカードローンの審査は返済能力重視か
りそなカードローンを利用するためには、安定した返済能力を持っていることが不可欠です。
実は、りそなカードローンは学生や専業主婦・主夫の方が利用できないカードローン。
学生でも、アルバイトをしていて収入があれば借入できるカードローンもある中、少し厳しめの申込基準を設けているのです。
金利が低いカードローンは審査が厳しい?
一般的に金利が低いカードローンの方が、厳しく審査をされていると言われています。
その理由は、貸倒が発生したときのリスクを最小限に減らすためです。
カードローンを提供する側からすると、金利が少ないということはそれだけ儲けが少ないということです。
であるなら、確実に返済してくれる(利子を払ってくれる)利用者にしか融資したくないのは当然のこと。
そんな利用者を厳選するために、厳しい審査を行っているのです。
ノンバンク系ビジネスローンの審査が甘いは本当?噂の真相を徹底追及
最低返済額は1万円から
りそなカードローンの最低返済額は、1万円からとなっており、他のカードローンと比較すると決して少ない額とは言えません。※基準貸越残高1万円以下の場合は全額返済
最低返済額 | |
---|---|
りそなカードローン | 10,000円~(基準貸越残高1万円~50万円) |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 2,000円~(借入残高10万円以下) |
楽天銀行カードローン | 2,000円~(借入残高10万円以下) |
メガバンクのカードローン「バンクイック」やネット銀行のカードローン楽天カードローンでは、借入残高が10万円以下の場合、月々の返済額は2000円です。
ここを比べただけでも、月々の返済で求められる返済能力が、りそなカードローンの方が高く設定されていることが予想できます。
りそなカードローンとりそなビジネスローン「活動力」の違い
りそなカードローンは個人向けの無担保・無保証人のカードローンです。
そのため、資金使途は自由であるものの、事業資金として使うことはできません。
法人代表者や個人事業主の方は、自分の生活資金を補填するために活用するようにしてください。
事業資金の調達ならりそなビジネスローン「活動力」
りそな銀行では、事業資金調達用のカードローンも用意しています。
それが、りそなビジネスローン「活動力」です。
■りそなビジネスローン「活動力」
利用条件 | 以下のすべての条件を満たす法人または個人事業主(※1) ・当社グループ(※2)にてご融資取引がない ・アイフル株式会社の保証を受けられる方 ・原則として信用保証協会利用対象業種であること(農林水産業は可) ・連帯保証人(法人代表者)、借入人(個人事業主)の借入申込時の年齢が満 20 歳以上 69 歳以下であること ・連帯保証人(法人代表者)、借入人(個人事業主)が日本国籍以外の場合は、永住者または特別永住者であること ※1 個人事業主は事業用の口座であることが前提 ※2 当社グループとは、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行 |
---|---|
借入限度額 | 10万~500万円 ※法人で決済書が2期未満の場合は100万円まで |
利率 | 年6.0%、年10.0%、年14.0%(保証料含む) |
借入方法 | ローンカードを使って提携ATMから借入 |
返済方法 | 口座引落、ATM返済、ネットバンキング返済 |
返済日 | 毎月10日(休日の場合は翌営業日) |
必要書類 | 【法人】 ・直近2期分の決算書(税務署受付印またはe-tax利用による受信通知があるもの) ・履歴事項全部証明書(発行日より 3 ヶ月以内) ・代表者の方の本人確認資料(運転免許証(両面)・パスポート・健康保険証など) 【個人事業主】 ・個人事業主さまの本人確認資料(運転免許証(両面)・パスポート・健康保険証など) ・所得証明資料(お申込金額が200万円超の場合) |
保証会社 | アイフル株式会社 |
担保・保証人 | 不要 |
りそなカードローンとりそなビジネスローン「活動力」の違い
りそなカードローンとりそなビジネスローン「活動力」には以下のような違いがあります。
りそなカードローン | りそなビジネスローン「活動力」 | |
---|---|---|
資金使途 | 自由(事業性資金以外) | 事業性資金の範囲内で自由 |
借入方法 | キャッシュカードを使って提携ATMから借入 自動融資機能 |
ローンカードを使って提携ATMから借入 |
利率 | 年3.5%~年12.475% | 年6.0%、年10.0%、年14.0% |
約定返済日 | 毎月5日 | 毎月10日 |
保証会社 | りそなカード株式会社 オリックス・クレジット株式会社 |
アイフル株式会社 |
資金使途の違いはもちろんのことながら、このなかでも一番の大きな違いは、保証会社が両者で異なるという点でしょう。
りそなビジネスローン「活動力」の保証会社はアイフル
銀行が提供するカードローンでは、消費者金融や信販会社が保証役となり、審査を実施するのが基本です。
りそなビジネスローン「活動力」は、保証会社としてアイフル株式会社がついています。
りそなカードローンの場合は、りそなカードもしくはオリックス・クレジットが保証会社だったので、審査の基準も変わってくることが予想されます。
アイフルビジネスファイナンス同様に創立2年以内の法人も申し込み可能
りそなビジネスローン「活動力」に法人が申込むためには、原則として直近2期分の決算書が必要になります。
しかし、これはあくまでも原則であって、実際には決算を迎えていない設立後すぐの法人でも申し込むことができるのです。
これはもしかすると、アイフルが保証会社にいることが関係しているのかも知れません。
アイフルグループが運営するビジネスローン「アイフルビジネスファイナンス」も設立間もない企業への融資を受け付けているからです。
アイフルビジネスファイナンスは口座開設数15万口座を突破しており、ビジネスローンの代名詞といっても過言ではありません。
そのアイフルビジネスファイナンスでの審査ノウハウが、りそなビジネスローン「活動力」にもいきているのではないでしょうか。
自動融資機能で信用情報の傷を防ぐ
りそなカードローンには自動融資(オートチャージ)という機能が備わっています。
これは、各種の引き落としに対して残高が不足している場合に、自動で融資をしてくれるというとても便利な機能です。
カードローンに紐づいたりそな口座から引き落とされるクレジットの引き落としや携帯電話の料金、公共料金の支払いを「うっかり忘れてしまった」という事態を回避することができます。
特に携帯電話を分割で購入している場合、本体代金は割賦払いになっているため、払い忘れが続くと、信用情報に傷がついてしまう可能性があります。
そうなってしまえば、銀行融資や公的融資を申込む際にも悪い影響が出てしまいます。
小さなことかも知れませんが、りそなカードローンの自動融資機能を活用すれば、払い忘れを心配する必要もなくなり、その分本来の仕事にも集中することができるでしょう。
まとめ
りそなカードローンは、事業資金には利用できないカードローンです。
ですが、自動融資機能などで個人の支払いを滞りなく実行できる点は、銀行融資や公的融資など先の融資を考えると、とても便利な機能ではないでしょうか。
上限金利も年12.475%と、銀行ならではの金利なのが嬉しいですね。
上手く活用して、ビジネスチャンスを逃さないようにしていきましょう。
りそなカードローンの基本情報
カード名 | りそなカードローン |
---|---|
利用条件 |
日本国内にお住まいで、次の条件をすべて満たす個人のお客さま |
必要書類 | 本人確認書類 (希望限度額50万円以上の場合)収入証明書 |
審査時間 | 2週間~6週間 |
借入限度額 | 10万~500万円 ※法人で決済書が2期未満の場合は100万円まで |
実質年利 | 3.5%~12.475%(金利優遇あり) |
借入方法 | ローンカードを使って提携ATMから借入 |
返済方法 | 口座引落、ATM返済、ネットバンキング返済 |
返済方式 | 残高スライド方式 |
返済日 | 毎月5日(休日の場合は翌営業日) |
遅延損害金 | 14.0% |
保証会社 | りそなカード株式会社またはオリックス・クレジット株式会社 |
担保・保証人 | 不要 |
発行元 | 株式会社りそな銀行 |
※ご利用にあたってはご契約内容をご確認のうえ、無理のない返済計画を