オリックス銀行カードローンは、2012年3月から始まったサービスと歴史の短いカードローンですが、銀行として商号は変わりつつも1993年から事業を開始しており、今ではオリックスグループの銀行として高い信頼性を持つ金融機関です。
そんなオリックス銀行が提供するカードローンサービスですが、あくまで個人向けカードローンとなるので事業性目的として使うことができません。
しかし、1,000円単位から借入ができるなど、利便性の高さから生活費など個人消費のサポート役として人気のあるカードローンとなりました。
顧客ニーズに応える柔軟性のあるオリックス銀行
実店舗を持たないオリックス銀行ですが、カードローン事業として2016年には融資残高1,000億円を突破するなど、わずか3年ほどで多くの顧客を増やしました。
そのヒミツは顧客のニーズにキチンとベクトルをあわせていることが考えられます。
前置きでも少し説明しましたが、オリックス銀行カードローンでは1,000円単位での借入ができるため、少しだけ生活費を補填したい個人や自営者の方には使いやすいカードとなっています。
限度額が高額であればそれだけ利用目的も幅広くなることは間違いありませんが、借り過ぎるというリスクにも繋がりかねないのです。
必要最低限の借入に留めることができるのは、初めてのカードローン利用で不安な方はもちろん、個人であっても自営者であっても共通して安心できます。
年率17.8%の上限金利だけで判断しない
借入する上でもっとも気になるのが返済にかかる金利の負担額ですが、オリックス銀行カードローンの金利は年率1.7%~17.8%となっています。
実際に適用される金利は、借入額が大きくなればなるほど金利幅の範囲で低い金利になります。
ただ、限度額が少ないうちは上限金利に近くなることから、オリックス銀行カードローンでは年率17.8%と消費者金融並みに高いという印象が強くなります。
しかし、ただ単純に上限金利だけで比較するのではなく、もう少し踏み込んで比較していくことが大切です。
オリックス銀行カードローンの限度額は最大800万円までとされており、契約額に応じて全10コースに振り分けされます。
コースの一覧表を見ていただければ分かるように、コースによって借入利率は異なります。
利息制限法により、100万円以上の貸付金利は上限15.0%までと法律でも決められています。
オリックス銀行カードローンの金利も利息制限法に基づいて設定されていますが、ポイントはその金利幅にあり、100万円未満コースでも借入利率は12.0%~17.8%となっています。
実際、借入額が100万円未満だったとしても年率12.0%の可能性があるということです。
契約初期は17.8%が適用される可能性もありますが、実績を積めば金利の引き下げ交渉も可能となります。
例えば、自営者の方が緊急時などの生活費として利用するのであれば、限度額100万円もあれば十分対応することができるのではないでしょうか?
メガバンクでもある「みずほ銀行カードローン」でも100万円未満の基準金利は年率14.0%となっていることからも、オリックス銀行カードローンは長く付き合えば付き合うほどメリットが高まるカードローンと考えられます。
もちろん、金利だけが比較基準ではないので、金融機関としての信頼性や自分にとって利用しやすいカードローン選びをすることが大切です。
2社の保証会社を設けているメリット
一般的に銀行カードローンは、保証会社を設置することで貸し倒れリスクの軽減をはかっています。
グループ会社に消費者金融がある銀行は、そこを保証会社とすることが多く、オリックスグループには貸金業者のオリックス・クレジット株式会社があるので、オリックス銀行は保証会社として設置しています。
オリックス・クレジットは、事業者向けのカードローン「オリックスVIPローンBUSINESS」を展開するなど、カードローンについてのノウハウを蓄積しています。
さらにオリックス銀行では、オリックス・クレジット株式会社のほかにも「新生フィナンシャル株式会社」とも保証会社として連携しています。
これはオリックス・クレジットが保証できないと判断した場合でも、新生フィナンシャルが保証すると判断すれば融資を受けることができます。
保証会社が2社あるということは、審査も2回チャンスがあるというポイントは見逃せません。
一度カードローンに申し込みすると信用情報機関への照会履歴が6ヶ月間は残されるため、短期間に複数社に申し込むことは融資をなかなか受けられないというネガティブな印象に捉われる可能性があります。
その点、保証会社が2社あるオリックス銀行カードローンは、少しでも金融機関にネガティブな印象を残したくない自営者にとって、最初に選ぶのにピッタリの銀行カードローンと言えるかも知れません。
借入と返済の口座を分けられる細かい配慮
預金事業も行う銀行のカードローンでは、当行口座を活用した振込融資・口座振替を条件とするところも多くあります。
しかし、オリックス銀行カードローンは口座不要で利用することができる上、任意で借入用と返済用の登録口座を分けることができます。
通常、登録口座にたいして振込・口座引落となりますが、オリックス銀行カードローンでは、別途、融資金を受け取るための「振込専用口座」を設定することができます。
借入目的によって振込先口座を使い分けすることができますが、口座引落に対応しているのは「登録口座」のみとなるので、登録口座の口座残高には注意しておかなくてはなりません。
土日祝まで24時間の振込融資に対応
銀行の営業時間は平日のみ、しかも15時までということで振込対応なども営業時間内に限られている銀行カードローンがほとんどです。
しかし、実店舗をもたないオリックス銀行では、同じくネットバンクでもあるPayPay銀行と提携することで24時間の振込融資に対応しています。
平日だけでなく、メンテナンス時間外であれば土日祝日までも即時振込サービスを利用できます。
この即時振込サービスに対応している貸金業者は本当に少なく、貸金業者でもSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)とアコムのみです。
いずれも大手金融機関ですが、銀行カードローンとして唯一、即時振込サービスを利用できるのがオリックス銀行カードローンです。
ただし、オリックス銀行で即時振込サービスを利用するためには2つの条件が必須となります。
2.登録口座、または振込専用口座にPayPay銀行を登録すること
いつでも融資を受けられるようにしておきたいけど、専業系から借入するのは抵抗があるという方はオリックス銀行カードローンとPayPay銀行口座の利用を検討してみてはいかがでしょうか。