無担保でも資金調達できるビジネスローン

更新日:2019/06/03
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個人事業主などの経営者にとっては事業資金調達も経営に必要なことです。

事業融資もその手段のひとつですが、銀行など金融機関の低金利の事業性融資は担保を必要とする場合が多く、個人事業主には敷居が高いのが現状です。

特に賃貸物件を自宅兼事務所としているフリーランスにとって担保提供は不可能です。

そこで今回は担保無しで借入ができるビジネスローンについて解説しましょう。

無担保ローンと有担保ローンの違い

無担保ローンと有担保ローンは単に担保提供をするしないといった違いだけでなく、その金利や手続きにも大きな違いがあります。

担保は不動産だけではない

担保ローンといえば不動産を思い浮かべますが、融資の担保として扱えるのは不動産だけではありません。

船舶などは価値も高く登記することもできるので、動産(不動産以外の財産)であっても融資の担保になります。

しかし現実的に担保提供する場合、不動産以外では債権が最も一般的です。

・預金
・株式
・売掛債権

上記の債権は融資担保として一般的に提供されています。

不動産を担保にする場合は、登記によって抵当権や根抵当権を設定して権利を明らかにして第三者に対抗します。

ただのビル

債権の場合は抵当権ではなく質権を設定して第三者に対抗するという違いがありますが、効果としてはどちらも同じです。

不動産を所有していないからといって担保提供をあきらめる必要はありません。

担保提供できる価値のある債権や預金があれば、低金利で借りることができるので銀行の融資担当者に相談してみましょう。

提出書類の違い

不動産にしても債権にしても担保提供する場合は、無担保融資にはない書類を提出する必要があります。

不動産を例にとると、抵当権の設定に必要な書類は以下のとおりです。

・抵当権設定契約証書
・登記済権利証
・印鑑証明書(発行後3か月以内のもの)
・委任状(実印を押印したもの)

担保提供する側が準備する書類はこれだけあります。

この他に抵当権を設定するための費用もお金を借りた側の負担となります。

・登録免許税(設定金額の0.4%)
・印紙代(借入額1,000万円~5,000万円で2万円)
・司法書士への報酬(3万~10万円)

1,000万円の融資額であれば少なくても抵当権設定にかかる費用だけで10万円を超えてしまいます。

それに対して無担保ビジネスローンでは担保設定に必要な書類は一切かからず、ノンバンク系であれば、それ以外の提出書類も少なくてすみます。

金利の違い

担保融資の魅力は高額で低金利の事業者向け融資を受けられることです。

担保提供すると金融機関は万が一延滞となった場合、担保を処分して融資残高に充当することが可能になります。

そのため貸し倒れのリスクがなくなり、低金利で融資しても確実に利益を出すことができます。

無担保融資の場合は貸し倒れリスクが高くなるので、どうしても金利は高くなってしまいます。

無担保融資は短期間のつなぎ資金や運転資金などで利用して、金利負担を少なくする使い方を心がける必要があります。

審査の違い

ノンバンクビジネスローンはもともと審査基準が銀行融資とは違います。

融資金額もそれほど大きくないため無担保融資でも審査が厳しいというわけではありません。

しかし、同じ銀行融資で無担保融資と有担保融資を比較すると、担保提供があるとある程度審査基準は低くなります。

これは貸し倒れリスクが少ないためですが、本来はきちんと支払ってもらうことで貸付側に利益が生じます。

担保があるというのはリスク回避のためであって、利益が増えるわけではありません。

いくら担保余力があっても、返済能力が認められなければ審査は通過しません。

それでも担保があれば、無担保よりも審査を通過する可能性があるのは、返済能力が若干弱いという場合です。

まったく返済能力がなければ、担保の有無にかかわらず審査を通過するのは難しいでしょう。

大きな違いを理解して使い分ける

無担保と有担保の違いをまとめると次のようになります。

・金利は担保があると低くなる
・審査は担保がある方が通りやすい
・融資金額は担保があると大きくできる
・審査・融資スピードは無担保が速い

こうしてみると無担保は使いにくい印象を受けますが、そうではありません。

審査が通りやすいかどうかは同じ銀行融資で比べた場合であって、ノンバンクの審査はもともと無担保がメインなので銀行と比べると審査は通りやすくなっています。

次にこれらの特長を活かしてどう使い分けるかを解説しましょう。

無担保・有担保を使い分ける

担保提供できる場合でもすべての融資に担保提供する必要はありません。

無担保融資と無担保融資を使い分けすれば、効率よく事業性資金を調達することができます。

設備資金には担保融資

開業資金や設備資金は高額になるため、融資で調達する場合は低金利の融資を利用しましょう。

高額な設備機械は担保にすることもできるので、低金利の融資を受けることが可能です。

日本政策金融公庫の公的融資で創業資金融資を受ける場合でも、担保を提供するとさらに金利が低くなります。

担保となる不動産などは貴重なので、なるべく低金利融資に担保提供しましょう。

緊急な運転資金・つなぎ資金には無担保融資

無担保融資のメリットは、融資実行までに時間がかからないスピード融資にあります。

特にノンバンク系のビジネスローンでは即日融資の可能性もあるので、緊急な資金調達に適しています。

担保不要のイメージ

しかし、問題点もあります。

無担保融資の場合、金利が高くなるので、長期で返済すると金利負担が大きくなり、利益を圧迫することになります。

また、融資可能額が有担保と比べると少ないため、高額の利用には適さないというデメリットもあります。

そこで無担保融資は少額利用で借入期間は短期間にするということを徹底しましょう。

無担保ビジネスローンは何度も利用する

高金利の無担保ビジネスローンでも金利をなるべく低くする方法があります。

それはカードローンタイプのビジネスローンを何度も繰り返して利用することです。

カードローンは金利設定と融資限度額に複数の設定があります。

新規発行したときには100万円の利用枠で金利が18.0%だとしても、繰り返し利用して実績が付くと最大利用枠まで増枠できる可能性があります。

増枠にともなって金利も引き下げられるので、使いやすく金利負担も軽減できます。

無担保融資の活用

担保提供が必要な融資と無担保融資は、その資金使途がまったく違う融資だということを認識しましょう。

つまり担保として提供できる不動産などがあっても、無担保融資を利用した方がいい場合もあります。

ビジネスカードローンの活用

つなぎ融資としてはビジネスカードローンが便利です。

何度も繰り返し借入できるので、金利負担に気をつけて短期間で返済すれば金利負担も大きくなりません。

年18.0%であれば100万円を借りて1ヶ月15,000円程度の負担となります。

金額が増えるほど負担は大きくなるので、最低限度の利用にとどめておくことが大切です。

また金利に関しては前に説明したとおり、利用実績を積み重ねるほど、金利が引き下げられます。

ビジネスカードローンは最終的に最大利用枠・最低金利に到達すると、最大の効果が得られます。

おすすめのビジネスローン

ビジネクスト

つなぎ融資としておすすめのビジネスローンは、アイフルグループのビジネクスト株式会社が発行する「ビジネクスト」です。

ビジネクストなら業暦1年以上で申し込めるので、銀行融資を受けるまでのつなぎ融資としても活用しやすいですし、利用用途は事業資金の範囲内であればあなたの自由なので利用実績も積み上げやすいです。

金利は年3.10%~18.0%と銀行融資に比べて高めですが、短期利用、小額利用であれば利息が膨らむ心配もないでしょう。

限度額は初回は最高500万円までですが、その後利用実績を積めば最高1000万円まで上げてもらうことが可能です。

まとめ

無担保・無保証人のビジネスローンは特に小規模経営者や個人事業者向けの使いやすい金融商品です。

しかし、担保がある場合は銀行プロパー融資に申し込みすると融資条件も有利になります。

どちらも臨機応変に活用することが重要です。

ビジネスローンは使うほど借入限度額も大きくなり、より使いやすくなります。

その使い方を間違えないようにすれば、無担保のビジネスローンは個人事業主にとって強い味方になるでしょう。

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