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2023/11/21

この記事では、ビジネスローンの利用を検討している人に向けて、ビジネスローンのメリットとデメリットを紹介します。

ビジネスローンには、日本政策金融公庫の融資や銀行融資にはない6つのメリットがあります。

ビジネスローンには6つのメリットがある

  1. 総量規制の対象外
  2. 審査が甘い
  3. カードローン方式なら限度額まで繰り返し融資が受けられる
  4. 無担保かつ無保証人で融資が受けられる
  5. 赤字決済でも融資が受けられる
  6. 申し込みから最短即日で融資が受けられる

運転資金や設備資金を借りるためには、決算書や事業計画書を用意したり、面談を重ねたりしなければならないイメージがありますよね。

ビジネスローンなら準備する書類も少い上に、担当者との面談も必要ないのです。

審査についても比較的柔軟な対応をとっており、無担保・無保証人にもかかわらず、最短即日で事業資金を調達できます。

ただし!

ビジネスローンはメリットだけでなく、デメリットも知っておかなければ、有効に活用することができません。

ではまず、そもそもビジネスローンとは一体どんな特徴をもった資金調達方法なのか見ていきましょう。

ビズローン編集長の田中です

ビズローン編集長:田中
当サイト「ビズローン」の運営をしております、田中と申します。
中学3年生のとき、父親の借金によって家庭が崩壊・・・。
その後、母親の勤務している医療法人の奨学金制度を利用して4年制大学へ。
毎月5万円ずつの奨学金の返済を継続中。
しかし、この借金を背負ってでも、大学に行った経験はかけがえのないものとなっています。
借金の酸いも甘いも知るオトコとして、みなさんの資金調達のお困りごとを解決するサポートをしていきます!

ライター嶋崎の実物写真

【ライター】嶋崎
当サイトを運営している嶋崎と申します。
わたしは経営の経験はありませが、サイト運営に携わり約2年が経過するなかで、事業主のお金の悩みは特有であることを勉強してきました。
たとえば事業主へ実際にインタビューをしたり、実際にセミナーに参加したりするなどして、資金調達の流れやどのようなときにお金の不安を感じるのかを勉強しています。
資金繰りの悩みを解決するためのサービスをすべてを網羅するのは大変です。
一から資金繰りの悩みを調べずとも、「ビズローンで解決できた」が叶うように、全力でサポートします。

ビジネスローンとは

ビジネスローンとは、個人事業主や、法人が事業資金として利用可能な、無担保のローンのこと。

通常の銀行融資などは審査のハードルが高く、そのハードルを越えるのが難しい中小企業や個人事業主向けのサービスと言えます。

無担保のため、物的担保や連帯保証人の準備が不要。

その分審査に必要な時間が短く、できるだけ早めに資金が必要な人にこそおすすめです。

ビジネスローンは2つの種類がある

ビジネスローンを提供する金融機関は、銀行系ノンバンクに分かれています。

銀行系のビジネスローンは、銀行や信用金庫などによるビジネスローンです。

ノンバンクのビジネスローンと比べて金利が低いことが特徴ですが、審査のハードルが高いのがネックになります。

ノンバンクのビジネスローンは、銀行のビジネスローンと比較すると柔軟な審査が可能。

しかしノンバンクのビジネスローンは、銀行のローンと比較して、金利が高い上に返済期間が短いデメリットがあります。

ビジネスローンはノンバンク系のものを指すのが一般的に

銀行系とノンバンク系という2つの種類があるビジネスローン。

ただ現在では、ノンバンク系の金融機関が提供するビジネスローンのみをビジネスローンと呼ぶのが一般的になりました。

ノンバンク系のビジネスローンは、資金調達が難しい中小企業やスタートアップなどの会社でも審査に通る可能性が十分にあるため、審査に通るかどうか不安な方には非常にありがたいサービスだと言えるでしょう。

続いては、そんなノンバンク系ビジネスローンのメリットを6つ紹介していきます。

ビジネスローン6つのメリット

冒頭にも紹介したように、ビジネスローンには6つのメリットがあります。

1.総量規制の対象外
2.審査が甘い
3.カードローン方式なら限度額まで繰り返し融資が受けられる
4.無担保かつ無保証人で融資が受けられる
5.赤字決済でも融資が受けられる
6.申し込みから最短即日で融資が受けられる

それぞれのメリットを詳しく解説していきます。

メリット①総量規制の対象外

個人向け貸付けは、年収の3分の1までしか借り入れることができないという総量規制が設けられています。

ビジネスローンは法人向け貸付けにあたるので、総量規制の対象外になり年収の3分の1以上の金額を借り入れることができます。

個人事業主も借りやすい

個人事業主がビジネスローンに申し込んだ場合も、総量規制の対象外という点は同じですのでご安心ください。

個人でノンバンクの融資を利用していて年収の1/3の借入をすでにしている場合、さらに借入するのは難しくなります。

しかし、事業資金の借入は総量規制の対象外となっているので、事業資金としての借入の可能性は残されています。

メリット②審査が甘い

銀行融資と比較すると、審査基準が甘いとされているのがビジネスローン。

融資になぜ審査が必要かというと、融資したお金が戻って来ないリスクをなくすためです。

銀行は低金利で高額な融資を行うので、もし貸倒れられた場合のリスクが大きくなり、審査を慎重に行います。

一方、ビジネスローンは高金利で少額の融資を行うので、万が一貸し倒れられた場合も利息収入から融資した分の金額を回収できる可能性が高くなります。

そのため、銀行融資と比べると甘い審査基準になっているのです。

ただし、融資の審査に絶対はありません。

返済能力がないと判断されれば、ビジネスローンでも審査を通過できない可能性があることはお忘れなく。

メリット③カードローン方式なら限度額まで繰り返し融資が受けられる

ATMにカードを差し込む画像

カードローン方式で申し込みすでにローンカードを持っているなら、緊急時のつなぎ融資が必要なその時に融資の申し込みをしなくても、コンビニのATMから資金調達をすることが可能です。

カードローン方式のビジネスローンを法人カードローンとも言います。

余裕のある時にローンカードを取得する方法も

審査通過の可能性が高いとき、つまり資金繰りに余裕があるときに法人カードローンに申し込んでおくのも得策です。

そうしておけば、いざ資金繰りに窮したときでも審査なしで借り入れすることができるようにいなります。

所持していても、利用しなければ一切費用は発生しないので、転ばぬ先の杖として重宝します。

メリット④無担保かつ無保証人で融資が受けられる

高額な事業資金を低金利で借り入れる場合、銀行融資では、融資した金額の返済を担保するための不動産や連帯保証人が必要になる場合があります。

ノンバンク系のビジネスローンであれば、融資を受けるために担保や保証人を用意する必要もありません。

銀行融資でも連帯保証人がいない場合には、保証協会付きの融資の取扱もできます。

しかし、保証協会の審査も受ける必要があるので、融資実行までの時間も長引くというデメリットがあります。

また、担保を提供したり連帯保証人をつけたりすると審査や調査、手続きなどに時間がかかります。

無担保・無保証人が原則ということも審査時間の短縮につながっています。

メリット⑤赤字決算でも融資が受けられる

銀行融資であれば、赤字決算の企業に融資をしてくれることはほとんどありません。

現状支払能力のない企業だと判断されてしまうからです。

一方、ビジネスローンの審査で重要視されるのは、これまでの実績以上に今後の事業の継続性です。

そのため、ビジネスローンであれば決算が赤字だったとしても融資をしてくれる可能性が高いのです。

AGビジネスサポートなら赤字決算でも審査受付

アイフルビジネスファイナンスよくある質問 赤字決算でも可能か

AGビジネスサポート公式HPより

アイフルのグループ会社AGビジネスサポートのビジネスローンは、赤字決算でも融資が受けられる可能性があることを公式HP上に掲載しています(上記画像参照)。

しかも、よくある質問というページの一番上に掲載されているので、赤字決算の方でも申し込んでもらいたいという前向きな姿勢がうかがえます。

そもそもAGビジネスサポートの融資は少額な融資がメインとなるため、事業が赤字だったとしても、代表者に返済能力があると審査で判断されれば、融資が受けられる可能性が高いと覚えておいてください。

赤字決算のときこそあきらめてはいけません

アイフルビジネスファイナンス

赤字決算だからと言って、融資を諦める必要はありません。

赤字決算だと審査が通りにくいという話を聞いて不安になられる気持ちはわかりますが、実際に審査に申し込んでみなければ、審査に通るか通らないかはわからないのです。

緊急時にもかかわらず、赤字決算を理由に銀行から融資を断られてしまった。

そんなときはAGビジネスサポートに申し込んで、資金調達の可能性をつないでいきましょう。

メリット⑥申込から最短即日で融資が受けられる

銀行融資では申し込んだその日に融資が実行されることはありませんが、審査にスコアリングシステムを利用している大手のビジネスローン会社を利用すれば、最短即日で融資を受けることが可能です。

スコアリングシステムは、コンピュータに決算書などのデータを入力し、過去に融資した類似企業の貸倒率などから融資可能かどうかを判断するシステム。

素人でも情報の入力ができれば審査結果がわかるため、最短60分で審査結果がわかるビジネスローンもあるくらいです。

必要書類の少なさも審査スピードに影響

ビジネスローンの提出書類は銀行融資に比べると少なく、返済計画書や事業計画書といった作成に時間がかかる提出の必要がありません。

法人決算書や個人の確定申告書の他には、会社の商業登記簿謄本や個人の住民票などの本人確認書類を提出するだけというのが一般的です。

提出書類が少ないことで申込みから融資実行までの時間が短縮されます。

ビジネスローンのメリットはデメリットを知ってこそわかる

ビジネスローンのメリットを6つ紹介しました。

6つのメリットを見て、「ビジネスローンにはこんなにたくさんのメリットがあるんだ!」と思った人が多いと思います。

一方で、「ビジネスローンってメリットばかりじゃないでしょ?」と思った人も多いはず。

まさにその通り。ビジネスローンはメリットもあればデメリットもあります。

そして、ビジネスローンのメリットを感じるには、デメリットをちゃんと理解しておかなければなりません。

ビジネスローンのデメリットとは一体何なのでしょうか。

続いて解説していきます。

ビジネスローン3つのデメリット

ビジネスローンには3つのデメリットがあります。

  1. 金利が高い
  2. 個別に審査対応してくれない
  3. 融資額が少ない

ビジネスローンは、これらのデメリットに納得した上で利用するようにしましょう。

デメリット①金利が高い

ビジネスローンの利用を検討するとき、まずみなさんが気にされるのは、おそらく金利についてでしょう。

銀行や公庫といった、融資財源が豊富な金融機関はビジネスローンと比較して低めの金利を設定しています。

金利相場の比較(2020年時点)
政府系金融機関 銀行の事業融資 ビジネスローン
0.30%~2.85% 2.125%~9.0% 3.10~18.0%

一方のビジネスローンは、ノンバンクの金融機関が運営しているため、融資したときの利息収入から融資財源を得ています。

そのため、より多くの法人・個人事業主に貸付を行っていかなければ会社として儲けを出すことができません。

ノンバンクの金利が高い理由

ノンバンクは利息が唯一の収入源だからこそ、審査が比較的緩く、中小企業に対して間口を広く開けている特徴があります。

しかし、金融機関にとっては、融資をすればするほど、貸倒が発生したときのリスクも大きくなります。

例えば、100万円を金利1.0%で100社に1年間融資したとします。

この場合、1社でも貸し倒れてしまえば、ノンバンクは赤字を抱えてしまうのです。

融資金額=100万円×100社=1億円
回収金額=100万円×99社=9,900万円
金利収入=1万円×99社=99万円
合計収支=9,999万円ー1億円=▲1万円

利息収入以外に収入がないノンバンクにとって、貸倒が起きるのは死活問題。だからといって間口を狭くしてしまえば誰も借りてくれなくなり利息収入が得られない。

このジレンマを解決するために、ビジネスローンは高めの金利を設定して、複数貸倒れが起きたとしても収益が上がるようなシステムになっています。

デメリット②個別に審査対応してくれない

銀行融資などでは、融資の担当者が親身になって融資実行にむけてのアドバイスをしてくれたり、申込者の定性が評価されたりする部分もあります。

しかし、ビジネスローンは審査と融資のスピードと引き換えに、人の目による定性評価をほとんど行わなくなっています。

デメリット③融資額が少ない

ビジネスローンは、銀行融資や日本政策金融公庫と比較すると、借り入れることのできる融資額が少なくなります。

ただ、そもそもビジネスローンは金利が高いため、高額を借りて長期間かけて返していくのには不向きな金融商材です。

裏を返せば、銀行や公庫と違って小口で申込むことができるので、緊急度の高い少額のつなぎ融資として利用するのに最適です。

デメリットとメリットを比較してからビジネスローンを利用しよう

ビジネスローンのデメリットを3つ紹介しました。

先に紹介した6つのメリットと比べて、ビジネスローンのデメリットはどう感じましたか?

ビジネスローンのメリット ビジネスローンのデメリット
1.総量規制の対象外
2.審査が甘い
3.カードローン方式なら限度額まで繰り返し融資が受けられる
4.無担保かつ無保証人で融資が受けられる
5.赤字決済でも融資が受けられる
6.申し込みから最短即日で融資が受けられる
1.金利が高い
2.個別に審査対応してくれない
3.融資額が少ない

「金利が高くても、すぐに返済するアテはあるからとにかく今お金が必要!」

そんな風に思ったなら、ビジネスローンを利用して、資金繰りのピンチを突破しましょう。

「長期的に返済したいから、金利が高いのは困る…」

そう感じたなら、ビジネスローンの利用はおすすめできません。

その他の資金調達方法で、資金繰りを改善させましょう。

「その他の資金調達方法って?」そう思いましたよね。

続いて、ビジネスローン以外の資金調達方法を紹介します。

その他の資金調達方法

この記事を読んでいる方の中には「ビジネスローンの審査に通らなかった」という方もいるかもしれません。

ノンバンク系のビジネスローンは、審査のハードルがかなり低くはあるものの、それでも信用力が低い状態の場合には、審査に落ちることがあります。

中には、「金利が高いから、ビジネスローン以外の方法で資金調達したい」と考えている人もいるでしょう。

そのような方が利用できる資金調達の方法としては以下の方法があります。

  1. ファクタリング
  2. 手形割引
  3. 日本政策金融公庫

ビジネスローンとこれらの違いを知り、自分の状況に応じてうまく使い分けると、より効率のよい資金調達ができますよ。

ファクタリング

「取引先に商品を納品したが、入金までまだ期間がある」

そのような場合にはファクタリングがおすすめです。

3社間ファクタリングのイメージ

ファクタリングとは、ファクタリング会社が売掛債権を買い取ってくれるサービスのことです。

売掛債権とは、商品を販売し、お金を受け取れる権利のこと。

企業間のやり取りの場合、信用取引が一般的なため、実際に商品を納品してから入金するまでにタイムラグがあることがあります。

資金に困った時にこの売掛債権をファクタリング会社に売却することで、即日で利益を得られます。

このファクタリングでも審査がありますが、自分の信用情報ではなく、取引先の信用情報が審査の対象になります。

そのため、ビジネスローンで審査に通らない場合でも、取引先が大手など信用できる取引先であれば、十分に審査に通る可能性があるのです。

また、万が一取引先の倒産などで、ファクタリング会社が資金を回収できなくなった場合でも、その保証をする必要はありません。

「売掛債権があるのに現金がない」

「ビジネスローンや融資では審査が通らない」

「支払期日が迫っており、少しでも早く現金化したい」

そのような場合にファクタリングを利用するとよいでしょう。

手形割引

ファクタリングとよく似た手段として手形割割引という方法があります。

手形割引とは、銀行などの金融機関に売掛け債権を売却する方法です。

ここまでだと、ファクタリングとほとんど変わりませんが、実際には以下の点で違いがあります。

・手形割引は貸し倒れた場合、その個人が支払わなければいけない
・融資のため審査に通らない可能性がある
・全体的に手数料はファクタリングより安い

ファクタリングは、売掛債権の「売買」ですが、手形割引は、銀行を経由しているため、「融資」という位置付けになります。

そのため、審査の対象はその企業や個人になり、信用が十分ではない場合には、審査に落ちる可能性があります。

手数料はファクタリングより少なく済むことが多いですが、ファクタリングほどの柔軟性がないため、そのリスクを知った上でうまく使い分けましょう。

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫での融資は、銀行よりも低金利で、審査に通る可能性が銀行よりも高いというメリットがあります。

日本政策金融公庫は、その理念として、中小企業や小規模事業者への融資をすることで、地域活性化に貢献することを掲げています。

このような理念から、実績が十分ではない中小企業でも、審査に通る可能性が十分にあるのです。

そのため、長期的な運転資金が必要な場合や、会社の創業時などのタイミングで積極的に利用したい融資です。

ただし、審査には1~3週間の時間が必要なため、急ぎで資金が必要な場合にはあまり有効ではありません。

生活資金の補填はどうする?

ビジネスローンは、あくまで事業用の融資のため、生活資金として利用することはできません。

しかし、事業用ではなく生活用の資金が必要な場合もあるのではないでしょうか。

特に個人事業主の場合には、事業用にお金を回したいことも多く、生活用の資金が十分に確保できないことは珍しくありません。

このような場合には、金利が低めな銀行のカードローンがおすすめです。

銀行カードローンは、ビジネスローンや消費者金融のカードローンよりも金利が低めに設定されています。

そのため、生活資金とするはずだったお金を事業資金として使ってしまった場合に利用するとよいでしょう。

ただし、銀行カードローンを直接事業資金に回すのはNGです。

銀行カードローンでは使用目的を聞かれることはありませんが、これを事業資金として使っていたことが発覚すると、確定申告の際に申告した経費が認められなくなる場合があります。

また場合によっては、即時返済を求められる可能性も考えられます。

そのため、銀行カードローンを事業資金に回すのはやめておきましょう。

まとめ

ビジネスローンは、事業年度の浅い中小企業やベンチャー企業でも借りやすく、融資までの期間も短いというメリットがあります。

しかし、金利の高いという大きなデメリットがあることも事実です。

ビジネスローンを利用する際は、必要最低限の借入のみにしてください。

必要以上に借りないことはもちろん、すぐに返すアテがあるときに利用すると心に留めておきましょう。

ビジネスローンは、少額・短期で利用するというルールを守れば、必ず経営者の資金繰りを支えるパートナーになってくれるはずです。

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