2019/06/13

ビジネスローンは少額・短期のつなぎ融資で利用する場合に最適な事業者向けの融資です。

逆に、高額な設備投資金や開業資金として利用するのには不向きと言わざるを得ません。

なぜならビジネスローンが銀行融資や公的融資に比べて、金利が高く設定されているから。

しかし、急いで資金調達をしなければいけないとき、銀行融資や公的融資では必要なタイミングに資金調達できない可能性が高くなります。

そんなとき、ビジネスローンを利用したいけれど金利が高いのがどうしても気になる方は、ビジネスローンよりも低金利な銀行カードローンを利用して生活費の補填をするという方法があります。

今回は、特に個人事業主にとって有効な銀行カードローンによる資金調達ついて紹介します。

 

ビジネスローンの種類

ビジネスローンには、銀行が提供するものと、預金事業を行わないノンバンクが提供するものの2種類があります。

同じビジネスローンでもノンバンク系と銀行では金利面で大きな開きがあります。

それぞれの特長やデメリットをまずご紹介します。

主な銀行ビジネスローンの特長

ノンバンク系と比べると銀行ビジネスローンは金利が低いという特長があります。

担保や保証人が必要という印象があるかも知れませんが、最近では無担保で連帯保証人もいらないビジネスローンも取り扱いしています。

主な無担保無保証人の銀行系ビジネスローンはこちらです。

三菱UFJ銀行:ビジネスローン「融活力」

業歴2年以上の中小企業が対象のビジネスローン。

・最大融資額5,000万円
・原則無担保・無保証人(法人代表者の保証人要)
・金利年2.35%~9.00%

三井住友銀行:ビジネスセレクトローン 

中小企業向けの低金利ビジネスローン。

・業歴2年以上で直近の債務超過(貸借対照表の純資産の部がマイナス)でないこと
・最高1億円まで貸付
・無担保・無保証人(法人代表者の保証人要)
・金利年2.125%~(変動金利の場合)

どちらも無担保無保証人で利用できるビジネスローンで、金利は2%台と低金利で5,000万円から1億円と設備資金にも対応できるビジネスローンとなっています。

主なノンバンク系ビジネスローンの特長

続いて主なノンバンク系のビジネスローンの特長をご紹介します。

ノンバンク系ビジネスローンの中でも、今回はカードローン形式で、カード発行ができれば限度額まで繰り返し利用可能な法人カードローンを3つ紹介します。

ビジネクスト

ビジネクスト公式サイトビジネクストは法人カードローンの中でも最大級の融限度額1,000万円を借り入れることができるビジネスローンです。

・法人又は個人事業主
・融資限度額 〜 1,000万円
・実質年率3.10%~18.0%

オリックスVIPローンカードBUSINESS

お申し込みはこちらからオリックス・クレジットが発行するビジネスカードローン。なんと最短60分で審査対応してくれます。

・業歴1年以上の個人事業主または法人代表者が対象
・カード利用枠50万円~500万円
・実質年率6.0%~17.8%
・会員限定の優待サービス、お金に関するカウンセリングサービス付き

プロミス自営者カードローン

個人事業主向けのビジネスカードローン。事業資金以外に生計費にも利用可能。

・融資額300万円まで
・実質年率6.3%~17.8%

ノンバンク系ビジネスローンは少額・短期のつなぎ融資に便利

ノンバンク系ビジネスローンは、ほとんどが300~500万円までの個人事業者向けのつなぎ資金や運転資金用のカードローンです。

審査スピードの速さもノンバンク系の特長のひとつなので、緊急な資金調達に向いています。

新規申込の場合は適用金利も高く利用枠もそれほど大きくないので、何度も利用して実績を作って金利の引き下げや増枠を図りましょう。

個人事業主は個人向け銀行カードローンも便利

同じ経営者でも個人事業者の場合は、事業で得た利益を「事業主貸」の勘定科目で、生活資金などに利用することができます。

そのため生活資金の調達にカードローンを利用すれば、生活資金を事業の利益から捻出する必要がなくなり、本来生活資金となるお金を事業資金として運用できるのです。

一般的に個人向け銀行カードローンのほうが金利も低いので、上手く利用すればビジネスローンよりも低金利で間接的に資金調達できることになります。

個人事業主は個人向けカードローンの活用も考えてみましょう。

ビジネスローンより低金利な銀行カードローンがお得

”銀行”と付くだけでカードローンであってもは審査が厳しい印象があるかもしれません。

しかし、実質的に審査するのはノンバンクというケースが多いので、それほど厳しくありません。

現在銀行が発行しているカードローンは、ほとんどがノンバンクの保証付きだからです。

代表的に銀行カードローンを紹介します。

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行のカードローンは「バンクイック」という商品名です。

利用限度枠は500万円ですが、最低金利は最も低い1.8%という低金利になっています。

金利は以下のとおりです。

カード利用限度額 基準金利(年)
500万円以下年 年1.8%~年6.1%
400万円以下 年6.1%~年7.1%
300万円以下 年7.1%~年9.6%
200万円以下 年9.6%~年12.6%
100万円以下 年12.6%~年14.6%

最短30分審査と、審査スピードも最も早いカードローンです。

また、希望額50万円以下の申込であれば収入証明書が必要ない点も非常に魅力的です。

 

楽天銀行

楽天銀行カードローントップページネット銀行の楽天銀行は「スーパーローン」という名称で、銀行ならではの金利のカードローンを提供しています。

金利は次のとおり。

カード利用限度額 基準金利(年)
800万円 年1.9%~年4.5%
800万未満 年3.0%~年7.8%
600万未満 年4.5%~年7.8%
500万円未満 年4.9%~年8.9%
350万円未満 年4.9%~年12.5%
300万円未満 年6.9%~年14.5%
200万円未満 年9.6%~年14.5%
100万円未満 年14.5%

 

みずほ銀行

みずほ銀行カードローンLP

みずほ銀行のカードローンは「コンフォートプラン」「エグゼクティブプラン」の2種類あります。

どちらのプランになるかは審査によってきますので、申込段階で選択することはできません。

みずほ銀行のキャッシュカードを持っているか、みずほダイレクト(ネットバンキング)を利用していれば本人確認書類の提出が不要です。

カード利用限度額 基準金利(年)
100万円未満 年14.0%
200万円未満 年12.0%
300万円未満 年9.0%(年7.0%)
400万円未満  年7.0%(年6.0%)
500万円未満 年6.0%(年5.5%)
600万円未満 年5.0%(年5.0%)
800万円未満 年4.5%(年4.5%)
1,000万円未満 年4.0%(年3.5%)

※金利( )内の金利はエグゼクティブプラン

また、住宅ローンを利用している同じ支店でカードローンを申し込みすると、金利は一律0.5%引き下げとなります。

 

銀行カードローンの活用方法

ノンバンク系カードローンと銀行カードローンの金利を比較してみるとや、はり銀行カードローンが金利負担が少なくなっています。

特に個人事業主は金利負担をおさえることが生活にも直結するので、銀行カードローンの有効活用がマストです。

ノンバンク系カードローンと銀行カードローンの金利差

銀行カードローンでは最も高い金利が適用されても、年14%台ですが、消費者金融会社などのノンバンクの場合は、年18%前後が最も多くなっています。

年4%の違いは単純計算で100万円あたり年4万円の違いがあります。

少しでも金利を節約するのであれば、銀行カードローンが有利ということは明らかです。

ただし銀行カードローンは貸付条件として使いみちが事業性資金以外となっているので、直接事業資金としては利用できません。

また個人向けカードローンなので個人事業主や法人代表者が申し込みをすると、事業用資金への流用を防ぐため、それほど大きな利用枠が与えない可能性が高くなります。

個人事業主の銀行カードローン活用法

銀行カードローンは事業資金としては利用できないため、必ず生活資金として利用するようにしてください。

そうすると、本来「事業主貸」の勘定科目で生活費とするはずだった資金が補填できた分、そのまま事業資金として使えるお金が増えることになります。

利用回数を増すごとに融資枠も拡大していきますので、個人事業主の方は生活資金として必要な金額を銀行カードローンでまかない、少しでも浮いた分を事業資金として運用するようにしてください。

必要な事業資金には満たなくても、少しでも金利負担の少ない資金を利用することができます。

まとめ

一般的な銀行融資で事業資金を調達する場合は、担保提供や連帯保証人、決算書類・事業計画書の提出などで融資実行までにかなり時間がかかります。

その点でノンバンク系は審査や融資までの時間が短く、急な資金調達にも対応ができます。

個人事業主の場合さらに低金利な銀行カードローンも活用すれば、金利負担を少なくできます。

特におすすめしたいのが【三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」

「バンクイック」なら、希望融資額50万円以下の場合は本人確認書類のみで申し込みができるため、少額のつなぎ融資の調達におすすめです。

事業資金の調達は金利と融資スピードを考慮して、適切な金融機関を選択しましょう。